範囲
市町村合併により境界は変更されており、定義は曖昧であるが、東遠が指す範囲はおおむね以下の3とおりのいずれかである。
このほか、周智郡の一部地域を範囲に含めることがある。また、御前崎市は(南遠)に区分される場合もある。
旧遠江国においては榛原郡が最も東に位置するが、交通体系の変化により現在では静岡県中部地方の管轄であり、榛原郡は旧志太郡の地域(島田市、藤枝市など)とまとめて志榛地域として括られる場合もある。
特徴
静岡県(西部地方)に属し浜松都市圏の外郭をなす小都市圏掛川都市圏を包含するが、遠鉄系と静鉄系両方のバス路線やスーパーマーケットが混在するなど、静岡都市圏の影響力の及ぶ地域でもある。なお、静岡市の政令市移行前は、教育行政上も中部教育事務所の管轄であった。
文化的には祭礼における二輪屋台や三社祭礼囃子とその系統に見られるように中遠地域(袋井市、磐田市、森町)と結びつきが強く、併せて中東遠とも呼ばれる。旧掛川市を流れる逆川や原野谷川は中遠地域と同じく太田川水系に属する。一方、水源は志太地域と同じく大井川用水を受益する。
東遠定住圏
第三次全国総合開発計画の定住圏構想に基づくモデル定住圏のひとつとして、東遠定住圏1市7町が定められた。市町村合併により、現在は4市である(灰地は東遠定住圏に含まれない自治体)。
東遠を冠するもの
一部事務組合などの名称に使用されている。