朝来バイオマス発電所(あさごバイオマスはつでんしょ)は、兵庫県朝来市にある関西電力グループである(関電エネルギーソリューション)のバイオマス発電所。
概要
関西電力グループとして初の木質バイオマス専焼発電所として、2016年(平成28年)に運転開始した[1]。
兵庫県、朝来市、(兵庫県森林組合連合会)(以下、県森連)、公益社団法人(兵庫みどり公社)および関西電力株式会社が共同で、森林内に残された未利用木材をバイオマスエネルギーとして活用する「兵庫モデル」の事業である。兵庫県森林組合連合会が運営する「be材供給センター」が発電所と同一敷地内に設置されて燃料チップを発電所に全量供給し、発電所は全量購入し、社会情勢が激変しない限り20年間一定量を固定価格で取引する、との取り決めだった。
2022年に、兵庫県森林組合連合会は木材価格の高騰(ウッドショック)により事業収益が悪化し、事業継続が困難となったとして、関西電力側に事業の撤退を申し入れ、関西電力側も発電事業を停止した[2][3][4]。
沿革
関連項目
脚注
- ^ 朝来バイオマス発電所|バイオマス発電|再生可能エネルギー|事業概要|関西電力
- ^ 朝来市の間伐材使ったバイオマス発電事業 関電などが撤退へ |NHK 兵庫県のニュース
- ^ 関西電力の朝来バイオマス発電所、停止へ 燃料の木材チップ、価格高騰「ウッドショック」で確保困難に | 経済 | ひょうご経済+ | 神戸新聞NEXT
- ^ ウッドショック直撃、朝来の木質バイオマス発電所が年内に事業停止へ:朝日新聞デジタル
- ^ 未利用木材を活用したバイオマス事業の本格検討開始について 関西電力 2013年12月9日
- ^ 兵庫県朝来市(あさごし)における木質バイオマス事業の操業開始について 関西電力 2016年12月1日
- ^ 兵庫県朝来市 木質バイオマス事業における官民協働スキームの解消 関西電力 2022年11月30日
- ^ 朝来市における木質バイオマス事業からの撤退について 兵庫県森林組合連合会
外部リンク
- 朝来バイオマス発電所|バイオマス発電|再生可能エネルギー|事業概要|関西電力