このページ名「明石海峡地震」は(暫定的なもの)です。(2021年4月) |
座標: 北緯34度36分 東経135度00分 / 北緯34.6度 東経135度明石海峡地震(あかしかいきょうじしん)は、 1916年11月26日、兵庫県南部の明石海峡東部で発生した地震。地震の規模はM6.1で[1]、震源に近い神戸市で震度5相当の揺れを記録した[2]。 地震により、死者1人・負傷者5人・全壊家屋3棟という軽微な被害があった[3][4]。
兵庫県南部地震との類似性
この地震は、1995年の阪神・淡路大震災を起こした兵庫県南部地震(M7.3)と、以下のような類似性が指摘されている。ただし、この地震の規模や被害は阪神・淡路大震災よりもずっと小規模であった。
- 1916年の地震は、震央の位置が兵庫県南部地震に非常に近かったことから注目された。
- 1916年の地震の被害地域は淡路島北部や神戸市などで、これも兵庫県南部地震の特徴と類似していた。
- 1916年の地震が起こる前の1899年7月に、「有馬鳴動」と呼ばれる群発地震が 六甲山周辺で発生していた。兵庫県南部地震が起こる前の1994年5月~12月にも、六甲山地の北東(猪名川町付近)で群発地震があったという[4]。
しかし、1916年の地震は79年後の阪神・淡路大震災への教訓にはならなかった。また、先行して発生していた群発地震をもとに、事前に地震発生を予測することもできなかったという。