来歴・人物
京都府舞鶴市に生まれる[1]。1988年、関西大学経済学部経済学科卒業[4]。大学在学中は、SF研究会に所属していた[1]。同年、国内コンピューターメーカーに入社[1][4][5]。システムエンジニア職を務める[6]。会社勤務の傍ら執筆活動を行う。2005年、「週末のセッション」が第4回『このミステリーがすごい!』大賞(宝島社主催)に最終選考まで残る(伊薗旬名義)[7]。2006年、『ブレイクスルー・トライアル』(受賞時タイトル「トライアル&エラー」)で第5回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞を受賞(優秀賞は、増田俊成「シャトゥーン ヒグマの森」と高山聖史「当確への布石」)[3]。受賞後も会社に勤務しながら執筆活動を行っていたが、後に退職、執筆に専念する[5]。2007年、宝島社より同作が単行本化され、小説家デビューを果たす[8][9]。
一般社団法人日本推理作家協会会員[1]。趣味はインテリア鑑賞や娯楽映画の鑑賞である[1]。セキュリティー突破などハイテク犯罪を題材とした物語、ミッション達成や侵入サスペンスもの、コン・ゲームもののエンターテインメント小説を得意としている[10][11]。東京都在住[12]。
著作リスト
単著
- ブレイクスルー・トライアル(2007年1月 宝島社 / 2009年3月 宝島社文庫)
- ソリューション・ゲーム 日常業務の謎(2008年7月 宝島社)
- 【改題】問題解決室(ソリューション・ルーム)のミステリーな業務(2012年9月 宝島社文庫)
- 東京湾岸奪還プロジェクト ブレイクスルー・トライアル2(2011年7月 宝島社文庫)
- 週末のセッション(2012年6月 東京創元社 ミステリ・フロンティア)
- 怪盗はショールームでお待ちかね(2014年6月 実業之日本社文庫)
- 【初出】ショールームの怪盗(『月刊ジェイ・ノベル』 2013年2月号 - 2014年1月号)
アンソロジー
「」内が収録されている伊園旬の作品
- 「このミステリーがすごい!」大賞STORIES(2010年12月 別冊宝島1711)「ソリューション・ボックス」
- 10分間ミステリー(2012年2月 宝島社文庫)「眺望コンサルタント」
- 5分で読める!ひと駅ストーリー 降車編(2012年12月 宝島社文庫)「車窓コンサルタント」
- もっとすごい!10分間ミステリー(2013年5月 宝島社文庫)「立体コンサルタント」
- 5分で読める!ひと駅ストーリー 夏の記憶 東口編(2013年7月 宝島社文庫)「転記コンサルタント」
- 5分で読める!ひと駅ストーリー 冬の記憶 東口編(2013年12月 宝島社文庫)「風船コンサルタント」
- 5分で読める!ひと駅ストーリー 猫の物語(2014年9月 宝島社文庫)「首輪コンサルタント」
脚注
- ^ a b c d e f 会員名簿 伊園旬|日本推理作家協会
- ^ 歴代受賞者が一堂に - 『このミステリーがすごい!』大賞大感謝祭 |マイナビニュース
- ^ a b 『このミステリーがすごい!』大賞 » 第5回『このミス』大賞
- ^ a b 『このミステリーがすごい!』大賞 » 第5回『このミス』大賞 1次通過作品 立読み
- ^ a b 伊園旬『ブレイクスルー・トライアル』(宝島社文庫)p.415
- ^
- ^ 『このミステリーがすごい!』大賞 » 最終審査講評
- ^ 『このミステリーがすごい!』大賞 » 第5回『このミス』大賞受賞作
- ^ 東京湾岸奪還プロジェクト / 伊園 旬【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア
- ^ 伊園旬|実業之日本社
- ^ 怪盗はショールームでお待ちかね|実業之日本社
- ^ 伊園旬 (@j_izono) |Twitter
関連項目
外部リンク
- 伊園旬 (@j_izono) - Twitter