スザンナ・マシャット・ジョーンズ(Susannah Mushatt Jones、1899年7月6日[2] - 2016年5月12日[3])は、2015年6月17日から2016年5月12日に死去するまで存命人物のうち長寿世界一であったアメリカの女性[1]。存命時点では1800年代[注釈 1]生まれの生存者2人のうちの1人であり(もう1人はエンマ・モラーノで、スザンナの死去後に世界最高齢となった)、アメリカでは19世紀生まれの最後の生き残りでもあった。ニューヨーク州の歴代最高齢者であり、アメリカ史上2番目の長寿記録を持つ人物でもある。
略歴
1899年7月6日、父カリー(Callie)と母メアリー(Mary)の11人のうちの3番目の子としてアラバマ州・ラウンズ郡にて生誕。1923年以来ニューヨーク市に在住。1928年にヘンリー・ジョーンズ(Henry Jones)と結婚するが、5年後の1933年に離婚。彼女に子供はいなかった。100歳頃から緑内障を患っていて目が不自由であった。喫煙しないこととよく寝ることを長寿の秘訣としていた。ベーコンが好物であり、よく食べていたという[4]。
長寿記録
- 2013年6月12日 - 木村次郎右衛門の死去に伴い、113歳341日で存命人物で世界で4番目の長寿となる。
- 2014年7月25日 - 115歳19日で、大久保琴の年齢に達し、死去した人物も含めた世界長寿記録保持者の上位30位内に入る。
- 同年12月11日 - 115歳158日で、ガートルード・ベインズの年齢に達し、死去した人物も含めた世界長寿記録保持者の上位20位内に入る。
- 2015年4月1日 - 大川ミサヲの死去に伴い、115歳269日で存命人物で世界で3番目の長寿となる。
- 同年4月6日 - ガートルード・ウィーバーが死去したことに伴い、115歳274日で存命人物で世界で2番目の長寿となる。
- 同年6月17日 - ジェラレアン・タリーの死去に伴い、115歳346日で存命する世界最高齢者となる。
- 同年8月16日 - ゴールディ・スタインバーグ(1900年10月30日生)が死去したことに伴い、アメリカで最後の19世紀生まれの生存者となる。
- 同年10月14日 - 116歳100日で、ベシー・クーパーの年齢に達し、死去した人物も含めた世界長寿記録保持者の上位10位内に入る。
- 2016年4月8日 - 116歳276日で、ガートルード・ウィーバーの年齢に達し、死去した人物も含めた世界長寿記録保持者で7番目の長寿、及びアメリカで2番目に長生きした人物となった。
- 同年5月12日 - 116歳311日で死去[5]。
脚注
注釈
- ^ 1800年1月1日〜1899年12月31日までの期間に該当。
出典
- ^ a b c “Happy 116th birthday to Susannah Mushatt Jones, our new oldest person record holder”. guinnessworldrecords.com. 2015年8月21日閲覧。
- ^ “GRG World Supercentenarian Rankings List”. ジェロントロジー・リサーチ・グループ. 2017年1月15日閲覧。
- ^ . The Associated Press. オリジナルの2016年5月13日時点におけるアーカイブ。
- ^ . NOLA.com. (2015年6月29日). オリジナルの2015年7月1日時点におけるアーカイブ。2015年7月6日閲覧。
- ^ “世界最高齢の米国人女性がNYで死去、116歳”. ロイター (ロイター). (2016年5月13日) 2016年5月13日閲覧。
関連項目
外部リンク
- Long-Life Secrets From An (Almost) 115 Year Old Woman(TIME)
記録 | ||
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先代 ジェラレアン・タリー | (存命人物のうち世界最高齢) 2015年6月17日 - 2016年5月12日 | 次代 エンマ・モラーノ |
先代 ジェラレアン・タリー | 存命人物のうちアメリカ最高齢 2015年6月17日 - 2016年5月12日 | 次代 (ゴールディ・マイケルソン) |
先代 ジェラレアン・タリー | 存命人物のうちアメリカ出身者最高齢 2015年6月17日 - 2016年5月12日 | 次代 マリー=ジョセフィン・ゴーディト |