ゟ(より)、(ヨリ)は、仮名の一つである。
字源
用例
- 「ペテロフサマ シブヤにて アナタノトヨ子ゟ」『街』(宮本百合子)[2]
- 明治時代以前には手紙の差し出し人の表記に「山田太郎ゟ」、起点を説明する場合に「東京駅ゟ徒歩10分」のように使用されていた[3]。
- 現在では新聞の(三行広告)(スペースが極端に少ない求人や不動産などの広告)で、「○○駅ゟ(より)△分」の形で見られる場合がある。ほか、相撲や歌舞伎の会場にあるのぼりなどでも見られる[3]。
大相撲本場所ののぼり
符号位置
- 平仮名の「ゟ」は、文字コードとしては、2000年にJIS規格のJIS X 0213の符号化文字集合に追加され、Unicode 3.2にも追加された[4]。
- 片仮名の「 」は、現状ではコードポイントを設定していないため、PCのテキスト上に表示できない。
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
ゟ | U+309F | 1-2-25 | ゟ ゟ | より |
脚注
参考文献
関連項目
- ウィクショナリーには、ゟの項目があります。
- 合略仮名
- いふ (仮名)
- かしこ (仮名)
- こと (仮名)
- さま (仮名)
- して (仮名)
- とき (仮名)
- とも (仮名)
- なり (仮名)
- まいらせ候 (仮名)