おりんぴあどりーむ(OLMPIA DREAM)は、日本の海運会社国際両備フェリー株式会社(旧両備運輸株式会社→両備ホールディングス株式会社→両備フェリー株式会社 本社:岡山県岡山市)が運航する、内航旅客船兼自動車輸送渡船(カーフェリー)。2005年(平成17年)6月10日から、新岡山港(岡山県)~小豆島(土庄港・香川県)間の運航を開始した。現在は国際両備フェリー、瀬戸内観光汽船、四国汽船の予備船
おりんぴあどりーむ | |
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新岡山港に接岸するおりんぴあどりーむ | |
基本情報 | |
船種 | フェリー |
船籍 | 日本 |
所有者 | オリックス |
運用者 | 国際両備フェリー |
建造所 | 藤原造船所 |
姉妹船 | おりんぴあどりーむせと |
船級 | JG |
信号符字 | JD2113 |
IMO番号 | 8998526 |
MMSI番号 | 431402019 |
経歴 | |
起工 | 2004年10月16日 |
進水 | 2005年5月7日 |
竣工 | 2005年 |
就航 | 2005年6月 |
要目 | |
総トン数 | 967トン |
(載貨重量) | 248.1トン |
全長 | 66.03m |
全幅 | 14.70m |
深さ | 3.90m |
喫水 | 2.94m |
満載喫水 | 2.95m |
機関方式 | ディーゼル |
主機関 | 新潟原動機 |
推進器 | 5翅固定ピッチペロペラ×2軸 |
出力 | 1,600ps×2基 |
最大速力 | 15.77ノット |
航海速力 | 14.0ノット |
航続距離 | 700海里 |
旅客定員 | 500名(1.5時間未満) |
乗組員 | 10名 |
車両搭載数 | 普通乗用車60台またはバス9台 |
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概要
「国際両備フェリー」も参照
九州新幹線「つばめ」をはじめとするJR九州の車両や、岡山電気軌道の路面電車「MOMO」のデザインで知られる水戸岡鋭治がトータルデザインを担当した。水戸岡の船舶に関係するデザインでは、JR九州高速船のジェットフォイル「ビートル」シリーズが知られているが、トータルデザインは初となる。 おりんぴあどりーむせとも水戸岡氏がデザインを担当した。
瀬戸内海を航行するこのクラスの船舶としては珍しく、車両甲板から展望甲板まで、4層の甲板を持つ。これは、同航路に就航する「にゅうおりんぴあ」(1988年就航)のデザインを受け継いでいる。3階の船橋甲板の後部、煙突付近に足湯が設置されている。これは、汲み上げた海水をエンジンの余熱を利用して温めている。
船体には、ギリシャ神話に登場する「トリトン」が描かれている。ちなみに、「にゅうおりんぴあ」「おりんぴあどりーむせと」には、「ポセイドン」が描かれている。同社のカーフェリーには、第1船の「おりんぴあ」(初代・1964年就航)から、ギリシャ神話に登場する獣神が描かれており、これが伝統となっている。
脚注
- ^ 新造船の要目データベース おりんぴあ どりーむ - 海技研Web 「船と海のサイエンス」 Vol.15
関連項目
外部リンク
- 両備小豆島フェリーグループ
- 船舶の情報と現在位置 - MarineTraffic.com