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X.Org Server(X.Org Foundation Open Source Public Implementation of X11)とは、X Window Systemの公式リファレンス実装である。オープンソースであり、かつフリーソフトウェアである。 プロジェクト運営組織は X.Org Foundation であり、freedesktop.org の援助を受けている。
開発元 | X.Org Foundation |
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最新版 | 1.20.12 / 2021年7月8日 |
リポジトリ |
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対応OS | クロスプラットフォーム |
種別 | ウィンドウシステム |
ライセンス | X11 License |
公式サイト | X.Org |
歴史
X.Org Foundation は、Xの標準仕様を監督し公式リファレンス実装を行った開発者と、XFree86 の開発者が合流した集団である。
X11R6.7.0(X.Org Server の最初のバージョン)は、XFree86 4.4 RC2 からの分岐であった。分岐の直接の理由は、XFree86 4.4 最終リリース版における新しいライセンス条件に関する見解の不一致であるが、関係者の見解の相違は分岐以前に明らかだった。分岐が行われたとき、共通のコードベースである X11R6.6 に対して修正が行われた。かつて XFree86 の開発を行っていた多くの開発者が X.Org Server プロジェクトに参加した。
X11R6.9.0/X11R7.0.0 のリリースでは第一に、GNU Autotools に基づいたモジュール化されたビルドシステムを追加した。6.9.0 までは古い (imake) ビルドシステムを使っていたのに対して、7.0.0 では同じコードベースに autotools を使っている。モジュール化に伴い、X11バイナリのインストールパスは /usr/X11R6 から /usr に変更されている。
採用例
X.Org Server は、LinuxディストリビューションやBSD系やSolaris(かつてはSPARC系では独自のXsunを使用していた)など、Unix系オペレーティングシステムのほぼ全てで採用されている。また、X.Org Server は、Microsoft Windows 向けでは Cygwin 併用で Cygwin/X (XWin) として、macOS 向けは X11.app (XQuartz) として公開されている。その他、Xming などオープンソースやプロプライエタリなどで派生したものが多数ある。
リリース履歴
2012年までの分は(X Window System リリース履歴)を参照。
外部リンク
- X.Org Wiki
- man page
- xorg / xserver · GitLab