『Sph』(エスフィ)は、1983年11月26日に公開された、日本の自主映画。マルチクリエイターの手塚眞が本名の"手塚真"名義で製作・脚本・監督・撮影・美術・編集を手掛けた作品。手塚にとって初の16mmフィルム長編作品。キャッチコピーは「秘密の映画」。中川勝彦の初主演映画である。
概要
現代都市に棲む妖精の物語。
Sphとは“Spiritual Phenomenon”(妖精現象)の略称。大地のエネルギーが人間に与える影響や近未来の視点などをストーリーに盛り込み、特殊造形やミニチュアを用いてSF、ミステリー、現代アートを融合させたシュールな実験的映像で物語を描いている。それらの制作過程やシナリオは、1983年10月に出版された手塚真の著書『青いドラキュラ赤いドラキュラ』(北宋社)に収録されている。
1985年にビデオ化(発売元:ザ・ワークス、販売:日本ビデオ映像株式会社)されている。
キャスト
スタッフ
- 製作・脚本・監督・撮影・美術・編集:手塚真
- 音楽:Phonogenix
- 録音:福島音響
- ネガ編集:沼崎編集室
- 現像:横浜シネマ現像所
- 台詞録音:佐々木明広
- 特殊造形美術:原口智生
- ミニチュア製作:神原信一郎
- 製作アシスタント:大嶋繁
- 撮影アサポート:玉手久也
- 製作協力:亀山悦郎、矢上光明、平山正明
- 富士フイルム
- 報映産業株式会社