ファルス・シャークレイ(False shark ray, Rhynchorhina mauritaniensis)は、シノノメサカタザメ科に属するエイの一種。
ファルス・シャークレイ |
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保全状況評価 |
CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) |
分類 |
学名 |
Rhynchobatus mauritaniensis Séret & Naylor, 2016 |
Rhynchorhina 属は単型である[1]。モーリタニアのバン・ダルガン国立公園内の浅瀬のみから知られている[1][2][3]。
解説
背面は灰色から緑褐色で、密な白い斑点に覆われる[2]。捕獲された最大の個体は全長2.24メートルだが、2.75メートルに達する個体の目撃例もある[1]。同所に生息する(トンガリサカタザメ属)のRhynchobatus luebbertiと全体的に似ているが、シノノメサカタザメのような円い吻を持つ点が異なる。この両者と共通する特徴を持つため、それぞれの属名 Rhynchobatus と Rhinaを合わせRhynchorhina という属名が付けられた[1]。
現地の(イムラゲン人)には古くから知られていたが、最初に科学者の目に留まったのは1998年で、記載されたのは2016年のことだった[1]。
生態についてはほぼ知られていないが、2月に捕獲された2メートルの雌から成熟した卵母細胞が見つかっている。胃の中からはエビやウツボが発見されている[1]。
脚注
- ^ a b c d e f Séret, B.; G. Naylor (2016). “Rhynchorhina mauritaniensis, a new genus and species of wedgefish from the eastern central Atlantic (Elasmobranchii: Batoidea: Rhinidae)”. Zootaxa 4138 (2): 291–308. doi:10.11646/zootaxa.4138.2.4. PMID (27470765).
- ^ a b Last, ed (2016). Rays of the World. CSIRO. p. 76. ISBN (9780643109148)
- ^ “Rhynchorhina mauritaniensis Séret & Naylor, 2016”. Shark References. 2017年7月6日閲覧。