FM.クマガヤ株式会社は、埼玉県熊谷市と行田市の各一部地域を放送対象地域[1]として超短波放送(FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。 社名に”.”(ドット)が含まれているが、愛称はFMクマガヤと、”.”を付けずに表記し、この愛称でコミュニティ放送をしている。
概要
2019年(平成31年)開局。 2011年(平成23年)に活動を開始したインターネットラジオ配信サイト(旧ミニFM(MINI FM)局)熊谷ヤバイラジオ[2]の関係者が設立したもので、本社も熊谷市銀座の熊谷ヤバイラジオ事務局にある。 開局後も熊谷ヤバイラジオは、FMクマガヤのネットラジオサイトとして活動している。
演奏所(スタジオ)は熊谷市筑波の熊谷駅ビル・アズ熊谷の6階に、送信所も開局当初はアズ熊谷屋上にあり[3]、特定地上基幹放送局の呼出符号はJOZZ3CQ-FM、(呼出名称)はエフエムクマガヤ、周波数87.6MHz、空中線電力20Wで放送区域は熊谷市と行田市の各一部地域[1]であった。 2020年(令和2年)に難聴取改善のため送信所をアズ熊谷の約850m北方の熊谷市(宮町)の熊谷市役所本庁舎屋上へ移転[4]した。
インターネット配信はによる。
きらら方式を採用し、7時から22時までの15時間ほとんどが生放送(深夜は放送休止)で2時間~3時間の番組で構成されている。 これはパーソナリティーのローテーションによる。
熊谷市・行田市とは「防犯・防災情報の緊急放送に関する協定」を、 熊谷警察署とは「犯罪、交通安全情報等の地域住民への提供に関する協定」を締結している。
沿革
2018年(平成30年)
- 4月5日 - FM.クマガヤ株式会社設立[5]
2019年(平成31年、 令和元年)
- 1月31日 - 特定地上基幹放送局の予備免許取得[1]
- 2月13日 - 熊谷市と「防犯・防災情報の緊急放送に関する協定」を締結[6]
- 4月1日 - 特定地上基幹放送局の免許取得[7]
- 4月3日 - 開局[7]、2019年 87.6MHz GO 4月3日 午後2時10分とカウントダウンを模して放送開始、FM++によるインターネット配信も開始[8]
- 11月11日 - 行田市と「防犯・防災情報の緊急放送に関する協定」を締結[9]
2020年(令和2年)
- 8月11日 - 送信所をアズ熊谷から熊谷市役所へ移転
2021年(令和3年)
- 2月14日 - 熊谷警察署と「犯罪、交通安全情報等の地域住民への提供に関する協定」を締結[10]
脚注
- ^ a b c 埼玉県熊谷市・行田市のコミュニティ放送局に予備免許(関東総合通信局 報道資料 平成31年1月31日)(2019年2月1日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 熊谷ヤバイラジオ
- ^ - ウェイバックマシン(2018年8月30日アーカイブ分)
- ^ - ウェイバックマシン(2020年11月28日アーカイブ分)
- ^ - ウェイバックマシン(2020年9月28日アーカイブ分)
- ^ FM.クマガヤ株式会社と「防犯・防災情報の緊急放送に関する協定」を締結(熊谷市 2019年2月13日更新)(2020年1月7日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ a b コミュニティ放送の現状 令和元年10月1日現在(総務省電波利用ホームページ - 電波利用システム - 放送関係)(2019年11月1日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ - ウェイバックマシン(2019年12月16日アーカイブ分)
- ^ FM.クマガヤ株式会社と「防犯・防災情報の緊急放送に関する協定」を締結しました(行田市 2019年11月12日更新)(2020年1月7日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ - ウェイバックマシン(2020年11月28日アーカイブ分)