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ena(エナ)は、株式会社学究社(がっきゅうしゃ、GAKKYUSHA CO.,LTD.)が運営している中学・高校・大学受験の予備校である。enaは、education network associationの略称である。
種類 | 株式会社 |
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機関設計 | 指名委員会等設置会社[1] |
市場情報 | 東証プライム 9769 1985年12月3日上場 |
本社所在地 | 日本 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1丁目12番8号 |
本店所在地 | 〒186-0002 東京都国立市東1丁目4番地 |
設立 | 1976年(昭和51年)10月6日 |
業種 | (サービス業) |
法人番号 | 6012401003599 |
事業内容 | 私塾(ena・個別ena)の運営 |
代表者 | 河端真一 (取締役会長兼代表執行役社長)[2] |
資本金 | 12億1635万円 (2022年3月期) |
売上高 | 連結:123億7800万円 (2022年3月期) |
営業利益 | 連結:23億2600万円 (2022年3月期) |
純利益 | 連結:15億1000万円 (2022年3月期) |
純資産 | 連結:49億3500万円 (2022年3月期) |
総資産 | 連結:98億9000万円 (2022年3月期) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | ケイエスケイケイ株式会社 36.29% (河端真一が全株式を保有する会社[3]) (2021年3月現在) |
主要子会社 | 株式会社インターエデュ・ドットコム 63.5% |
関係する人物 | 三浦瑠麗(特別顧問)[4] |
外部リンク | www |
沿革
河端真一が、慶應義塾大学在学中の1972年に国立市内で開業した学習塾「国立学院」(くにたちがくいん、1977年から国立学院予備校に改称。略称:KG)を起源としている。「真学塾」の屋号もあった。
1991年2月に、難関校受験部門を専門塾として独立させ、ENAとして開校[6]。1993年には、国立学院予備校をENA-KG国立学院予備校に改称した。その後、1996年12月にENAとENA-KG国立学院予備校を統合し、enaに改称した[6][7]。
運営会社
運営会社の学究社は1976年(昭和51年)10月に設立。現在の本社は東京都渋谷区に所在。1985年(昭和60年)12月に学習塾業界として初めて株式市場に上場した[7]。社長(学院長)は河端真一。
事業内容
2021年現在、enaには、大学受験部・小中学部・個別ena・最高水準・オンラインクラスなどがあり、美大予備校のena新美や看護医療予備校のena新セミ、受験・教育情報ポータルサイトを運営するインターエデュ・ドットコム(関連会社)を設置している。 都立中高一貫校においては同塾生が例年全合格者の50%を超える驚異的な占有率を誇る。また、近年増加傾向にある適性検査型入試実施の私立中においては3,000人を超える合格者を輩出している。
合格実績の詳細は「合格実績」、 各校舎の所在地は「校舎案内」を参照。
- ena小学部(中学部と併設) - 小学生向け中学受験指導部門。175校
- ena中学部 - 中学生向け高校受験指導部門。174校
- 東京都(173校)、神奈川県(2校)、埼玉県(1校)
- ena最高水準 - 最難関校合格を目指す指導部門。15校
- enaオンラインクラス - 小中学生向けの授業を映像で配信。
- ena大学受験部 - 高校生向け大学受験指導部門。2校
- 個別ena - 個別指導専門塾。33校
- ena国際部 - 帰国子女向けに帰国後の受験対策教育事業。26校(22校は海外校舎)
- ena家庭教師センター - 家庭教師派遣事業など
- ena新宿セミナー - 看護・医療系受験指導専門予備校。15校
- ena新宿美術学院 - 芸大・美大の受験指導専門予備校。4校
- インターエデュ・ドットコム - 受験情報ポータルサイト運営
帰国子女教育
帰国生・海外生の教育部門として、1987年よりena国際部を展開している。2020年7月現在、海外における日本の学力維持・小中高大の受験指導のため、アメリカに11校、カナダに1校、ドイツに2校、イギリスに2校、オランダ、シンガポール、ベルギーの各1校の計19校舎を運営し、幼児、小1・2を対象に、C'ena、幼児~高校生を対象にした全世界向けのオンライン授業部門としてena-iBT(internet Based Teaching)、日本国内の帰国子女専門部があり、帰国子女枠中高受験指導クラス、英語ネイティヴによる英語力維持伸長を目的とした「English only English」クラス、小中学生対象の英検準一級・一級対策クラスを設置している。小4~小6の帰国生、海外生を対象に公開帰国生模試(英語、算数、国語)を行っている。毎年、春には帰国生入試報告会、秋には海外教育講演会を世界各都市で開催している。
大学受験部(1991年~2008年)
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学究社は何度も組織再編を行っているが、1991年2月に最難関校受験のための専門塾ENAを新設し[6]、数学講師として奥田猛(ENA最高顧問、学究社取締役)[8]を招聘し組織構築を行い、奥田猛が高齢により引退した2008年2月までの組織体制ではお茶の水、渋谷、横浜、京都、西宮を難関校受験指導の校舎としていた[9]。当時とは異なる組織体制の大学受験部は現在のenaにも存在している。1996年12月にENAからenaに改名[6]。
年2回、塾外部生を含めた無料模試を行っており、模試では数問出題されるが、この難易度も非常に高く、国際数学オリンピック世界大会出場者・東大医学部受験者・京大医学部受験者などが多数受けていたが、部分点は取れても満点を取らせない難易度の問題を出していた。奥田猛は自己紹介文で「死を忘れようとする努力が死から隔離された生として結晶し、そうした結晶の中で埋め尽くされた時代の中で受験生活を生きることは、未だ捉えきれない悩みを内包した人達には困難に過ぎぬことです。そのような人達の勇気と希望のために全力を尽くしたいと思います。」と書いていた。また、当時、奥田猛は自分が経営していた盡己塾(登記は大阪府交野市, 教室は大阪府枚方市町楠葉1-1-13, その後、教室は盡己塾から思為塾に変わった)でも授業を行っていた[10]。奥田猛は参考書・問題集を出版することはなかったが、入試直前に「究極の出た問題」という手書きプリントの問題集を生徒に配っていた。
2008年2月14日に、大学受験部門のうち難関校受験指導を行っていた御茶ノ水、渋谷、横浜、京都、西宮の各校を、4000万円で株式会社Z会に事業譲渡[9][11]。ena自体は高校部は存続。2008年3月1日より株式会社Z会の経営のもと、「Z会ena」に改称したが、Z会enaは2010年度より、「Z会東大マスターコース」の一部として、「ena」の名称は消滅した。
脚注
- ^ 役員一覧 - 株式会社学究社
- ^ 役員一覧 | 株式会社学究社
- ^ 非上場の親会社等の決算に関するお知らせ - 株式会社学究社
- ^ 新任取締役候補者の選任及び執行役の委嘱事項変更に関するお知らせ - 株式会社学究社
- ^ a b c d 企業情報 - インターエデュのポリシー - 株式会社インターエデュ・ドットコム
- ^ a b c d 学究社の歴史・創業ストーリー | Strainer
- ^ a b 会社沿革|株式会社学究社 - 学究社
- ^ ena渋谷|進学塾ena
- ^ a b 株式会社学究社 事業の一部譲渡に関する基本合意の締結に関するお知らせ
- ^ 株式会社学究社 平成18年3月期決算短信(連結)
- ^ 株式会社学究社 事業の一部譲渡契約の締結及び平成20年3月期通期業績予想の修正に関するお知らせ
外部リンク
- 公式サイト
- 株式会社学究社
- インターエデュ・ドットコム - 学究社の子会社