この記事は(検証可能)な(参考文献や出典)が全く示されていないか、不十分です。(2020年12月) |
Clam AntiVirus (クラム・アンチウイルス 略称: ClamAV)とは、オープンソース (GPL) で提供されているクロスプラットフォームのアンチウイルスソフトウェアである。
Clam AntiVirusのGUIインターフェース (ClamTk) | |
開発元 | Tomasz Kojm |
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最新版 | 1.0.1 - 2023年2月15日[1] [±] |
リポジトリ |
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対応OS | Linux / BSD / macOS / AIX / HP-UX / Solaris等 |
プラットフォーム | クロスプラットフォーム |
種別 | アンチウイルスソフトウェア |
ライセンス | GNU General Public License |
公式サイト | www.clamav.net/ |
Clam AntiVirusの開発プロジェクトでは、(メールゲートウェイ)で電子メールのウイルススキャンを行うことを開発目標の主眼としている[2]。当初UNIX用として開発され、その後AIX, BSD, HP-UX, Linux, OpenVMS, macOS, OSF及びSolarisに移植されている。Windowsにも、現在では「ClamAV for Windows」「ClamWin」「MoonSecureAV」など、多くの派生版が移植されている。
主にメールサーバにおけるサーバサイドにおけるE-mailウイルススキャンの分野で広く利用されている。 従来より常駐監視機能(オンアクセススキャン)が標準実装されていなかったため、常駐監視としてはDazuko+Clamukoを利用したりcrondのジョブとしてフルスキャンを実施する方法が一般的だった。
しかし、2013年9月19日にリリースされた Ver.0.98 からは(fanotify)を用いた監視機能が実装されたため、2.6.36 以降のLinux等ではDazukoモジュールを用いなくても任意のフォルダの常駐監視が可能となった。
その他、macOS 版の ClamXav では ClamXav Sentry を常駐させる事ができ、任意のフォルダなどを監視させる事が可能である。また、Mac OS X Server 10.4 Tiger 以降には ClamAV が標準で含まれている。 その他、常駐保護機能を持つものとして「ClamAV for Windows」や「MoonSecureAV」などの派生版がある。
機能
ClamAVには次に示すような3種類のユーティリティが含まれる。コマンドライン版スキャンツール (clamscan)、データベース アップデートツール (freshclam)、マルチスレッドで実行可能なデーモン (clamd) である。また、sendmailのメールフィルタリング拡張コンポーネント機能を持っており、オンデマンドのスキャンを行える。さらに、ZIPやtar、gzipといった圧縮ファイルや、Microsoft Officeで作成されたファイルやPDFファイルもスキャンすることが出来る。
ウイルスデータベースは、最大1日数回アップデートされ、2011年7月20日現在では1,000,066 件のウイルスパターンを保有している。[3]
グラフィカルインターフェース (GUI)
Linux
- ClamTk[1] − gtk2-perlアプリケーション。RHELやCentOSでは ClamTk 公式サイトにて最新版のRPMパッケージが公開されている。
- ClamAV[2] - RHEL や CentOS ではソースコードでインストールする必要がある。FedoraではLivnaリポジトリにrpmパッケージが公開されている場合がある。
Windows
- ClamWin[3]
- 補助ツールである Clam Sentinel をインストールすることで、常駐化が可能。
macOS
- ClamXav[4]
関連項目
脚注
- ^ “ClamAV 0.103.8, 0.105.2 and 1.0.1 patch versions published”. 2023年4月12日閲覧。
- ^ “about us”. clamav.net. 2014年5月30日閲覧。
- ^ 開発元ホームページ http://www.clamav.net/ にて確認