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gzip

gzip(ジー・ジップ)は、データ圧縮プログラムのひとつ、およびその圧縮データのフォーマットである。「GNU zip」の略であり[1] GNUプロジェクトによって開発・メンテナンスされている。現在、多くのUNIXに標準搭載される。

gzip
拡張子.gz
MIMEタイプapplication/gzip
タイプコードGzip
UTIorg.gnu.gnu-zip-archive
マジック
ナンバー
\x1f\x8b
開発者Jean‐Loup GaillyMark Adler
種別データ圧縮
ウェブサイトwww.gzip.org
GNU Gzip
開発元 GNUプロジェクト
最新版
1.12 / 2022年4月7日 (13か月前) (2022-04-07)
リポジトリ
  • git.savannah.gnu.org/cgit/gzip.git
プログラミング
言語
C言語
対応OS クロスプラットフォーム
種別 データ圧縮
ライセンス GPL
公式サイト www.gnu.org/software/gzip/
(テンプレートを表示)

それ以前に普及していたcompress圧縮アルゴリズムはLZWだが、LZWは特許を侵害していたのでGNUプロジェクトが代替としてgzipを開発した[2]

フォーマットはRFC 1952 「GZIP File Format Specification」として文書化されている。Windows(及び以前のMS-DOS)文化圏で一般的なZIPとは圧縮方法としてDeflate法が共通である以外は無関係であり、圧縮したファイルのフォーマットに互換性はない。

概要

gzipは、Lempel-Zivアルゴリズム (LZ77) とハフマン符号を用いており、従来のcompressよりも圧縮率が高いことが特徴である。ただし非常に冗長なファイルでは、compressの方が圧縮率が高いこともある。開発者向けにライブラリとしてzlibが作成され、これにより広く使われる形式となった。gzipによって圧縮されたファイルの拡張子は慣習的に.gzを用いる(極初期のgzipは.zを用いたが、packとの混同を避けるため変更された。1993年頃に作成された.zはgzipファイルの可能性が高い。なお、gzip自体はpack形式の伸長が可能である)。

また、gzipコマンドは標準入力から受け取ったデータを圧縮し、標準出力から取り出すことができる(gunzipは逆の動作)ため、ファイル圧縮に限らず、多様な目的に使用できる。

gzipはzip等と異なりファイルアーカイバとしての機能は持たず、複数ファイルを扱いたい場合はtarファイルをgzip圧縮するという使い方が一般的である。GNU tarにはアーカイブをgzipにフィルタする-zオプションが付いている。これによりアーカイブと圧縮を同時に、あるいは抽出と伸張を同時に行うことができる。gzip圧縮したtarアーカイブは拡張子.tar.gzまたは.tgzを付ける習慣がある。

HTTP 1.1にはデータを圧縮し転送量を減らす機能があるが、gzipはその際の圧縮フォーマットの一つとしても使われている。また、gzipはその仕様がRFC 1952で記述されている。

初期のうちに登場した1.2.4が安定したバージョンとして長期にわたって利用されたが、4GB超のファイルへの対応が無かったため、種々のバージョンアップが行われた。

今日では、圧縮・伸張の速度より圧縮率の高さを重視する場合には、bzip2xzを使用することがある。

互換性

gzipは、zipcompresscompress -Hpackで圧縮されたファイルを伸張することができる。zipファイルについては、Deflate法で圧縮されファイルが1つしか含まれていない場合にだけ伸張できる。gzipがインストールされているシステムでは、gunzipzcatuncompressコマンドが、gzipコマンドへのハードリンクとして存在していることがある。Linux Standard Baseでも指定コマンドになっている[3]

主なオプション

-r
サブディレクトリにわたって圧縮する
-v
詳細情報を表示する
-数字
圧縮率の調整 (例:-9 圧縮率を最大にする -1 圧縮速度を最大にする。既定は6)
-f
上書きを強制する

拡張子

.gz[1][4][5]

tarと組み合わせる場合には.tar.gzもしくは.tgzとする。

Media Type

2012年8月に発行されたRFC 6713でapplication/gzipが定義されて、IANAにも正式に登録された。以前はapplication/x-gzipapplication/x-gzip-compressedなどが用いられていた。[5]

tarによるアーカイブがなされている場合は、非公式のapplication/x-tar-gzも用いられる。[要出典]

出典

  1. ^ a b Jean-loup Gailly; Mark Adler (2003年7月27日). “The gzip home page” (英語). 2014年11月7日閲覧。
  2. ^ 当時のGNU bullitinではyabbaが紹介されていたがそれを差し置いてリリースされたのがgzipである)。
  3. ^ Linux Standard Base https://refspecs.linuxfoundation.org/lsb.shtml
  4. ^ Free Software Foundation, Inc.; Jean-loup Gailly (2013年6月11日). “Overview - GNU Gzip” (英語). gzip - gzip: the data compression program. Free Software Foundation. 2014年11月7日閲覧。
  5. ^ a b Levine, John (2012年8月). “RFC 6713 - The 'application/zlib' and 'application/gzip' Media Types” (英語). Internet Engineering Task Force. 2014年11月6日閲覧。

外部リンク

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