「22才の別れ」(にじゅうにさいのわかれ)は、日本のフォークグループであるかぐや姫の楽曲。作詞と作曲は伊勢正三による。
「22才の別れ」 | ||||
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風 の シングル | ||||
初出アルバム『風ベスト』 | ||||
B面 | 約束しようよ | |||
リリース | ||||
ジャンル | フォークソング | |||
レーベル | PANAM(日本クラウン) | |||
作詞・作曲 | 伊勢正三 | |||
チャート最高順位 | ||||
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風 シングル 年表 | ||||
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背景
元々は「かぐや姫」の伊勢正三が1974年のアルバム『三階建の詩』のために書いた2曲のうちの1曲(もう1曲は「なごり雪」)で、シングルカットの要望が出るなど当初から評価は高かったものの[1]、発表当初はかぐや姫のシングルとしては発売されなかったが、1984年に、日本テレビ系列で放送した倉本聰脚本のドラマ『昨日、悲別で』のエンディングテーマに使用されたのをきっかけに、シングルカットされた。ジャケット表面には、雪が降り積もる悲別ロマン座の風景画がレイアウトされている。
2006年に、この曲をモチーフにした純愛映画『22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語』(大林宣彦監督)が制作され、2007年夏に公開された。
音楽性
記録
風のデビューシングルとして発売すると、オリコンチャートでは売上70.8万枚を売り上げ、オリコン年間チャート7位にチャートインした。風のシングルとしては最大のヒット曲となり、累計売上はミリオンセラーに達した[1]。
2005年にNHKが実施した「スキウタ〜紅白みんなでアンケート〜」で白組71位にランクインされた。
制作
- 制作の経緯を伊勢正三自らが語っている。
それ〔注:「なごり雪」〕に反して、「22才の別れ」は計算して作った。実は、この2曲は同じアルバムに入っている。1974年に発表された「三階建の詩」というアルバムだ。このアルバムには2曲書いた。最初に「なごり雪」を、その次にもう1曲別の作品をレコーディングした。だけど、なんだか気に入らなかった。「これは売れないなぁ」と直感してしまったのだ。だから、1日待ってもらうことにした。その日、家に帰って、絶対売れる歌を作ってやろうと思った。そうして、徹夜で作ったのが「22才の別れ」だ。だから、「なごり雪」は自分の好きな世界が自然に沸き上がってできた作品、「22才の別れ」はヒットを意識して作った作品だ[3]。
収録曲
風盤
かぐや姫盤
カバー
アーティスト | 収録作品 | 発売日 | 備考 |
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22才の別れ | |||
高田みづえ | 『あの日に帰りたい』 | 1983年9月21日 | |
ダ・カーポ | 友への贈りもの アコースティック・ファンタジー | 1993年4月30日 | |
鈴木真仁 | 「いちご白書」をもう一度 | 1998年3月21日 | |
保田圭・矢口真里 | FOLK SONGS 4 | 2003年5月21日 | |
辻香織 | 夜明けの一秒前 | 2004年5月26日 | |
村下孝蔵 | 七夕夜想曲〜村下孝蔵最高選曲集 其の壱 | 2005年6月22日 | |
嘉門達夫 | 言葉のチカラ! | 2007年4月25日 | 替え歌「22才の元カレ」としてカバー。 |
トワ・エ・モワ | 『フォーク・ソングス』 | 2008年6月25日 | |
中森明菜 | フォーク・ソング〜歌姫抒情歌 | 2008年12月24日 | |
岡平健治 | I♡GM(アイラブグレイテストミュージック) | 2009年5月13日 | |
荻野目洋子 | 2009年11月25日 | ||
ミー・ファースト・アンド・ザ・ギミー・ギミーズ | Sing in Japanese | 2011年9月13日 | 日本語のままカバーしている。 |
やなわらばー | 『泣唄 笑唄』 | 2011年11月9日 | |
吉幾三 | あの頃の青春を詩う | 2012年5月23日 | |
柴田淳 | COVER 70's | 2012年10月31日 | |
桑田佳祐 | 昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦 | 2014年3月12日 | |
川野夏美 | 『フォーク・ソングス ~唄い継ぐ、未来へ~ 』 | 2015年7月8日 | |
島津亜矢 | 『SINGER 5』 | 2018年10月17日 |