17LIVE(ワンセブンライブ、日本での愛称:イチナナ[1])は、台湾発祥のライブストリーミングサービス。iOSやAndroid端末、PCからライブ配信および視聴を行うことができる。
開発元 | 17LIVE LIMITED |
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最新版 | 3.175.1(iOS、iPadOS版) 2.90.1.0(Android版) / 2022年2月22日 (iOS、iPadOS版) 2022年2月22日 (Android版) |
対応OS | iOS 13.0以降 iPadOS 13.0以降 Android 7.0以降 |
プラットフォーム | iOS、iPadOS、Android |
サイズ | 383.1MB(iOS版) 253MB(Android版) |
対応言語 | 日本語、アラビア語、インドネシア語、簡体字中国語、繁体字中国語、英語、韓国語 |
サポート状況 | 公開中 |
公式サイト | https://17.live/ja |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 日本 〒107-0061 東京都港区北青山2-12-28 青山(SEIZAN)ビル2F |
設立 | 2017年6月 |
業種 | (情報・通信業) |
法人番号 | 4010401132065 |
代表者 | (Alex Lien) |
従業員数 | 177名(2020年11月末時点) |
外部リンク | https://jp.17.live/ |
日本では17LIVE株式会社が運営する。
概要
17 LIVE Inc.は2015年、台湾の著名HipHopアーティストであるJeffがファウンダーとなって創業[2]。展開するライブ動画アプリ「17LIVE」におけるユーザー数は4500万人を突破している[3]。
2017年9月、M17 Entertainment Limitedの子会社により設立された17Media Japanにより日本でサービスを開始。
用語
ライブ配信において、ライブ配信者を「ライバー」、ライブ視聴者を「オーディエンス」と呼ぶ。
イベント
17LIVEでは、ライバーが参加できる、様々なイベントやオーディションが常にアプリ内で開催されている。 オーディエンスからの支持(ギフトアイテムやコメント)を多数受けてポイント獲得数などが一定以上になると、色々な特典や賞品が得られる仕組みになっている。 各プロダクションと業務提携したイベントや共同オーディションのなかには、「賞金」だけではなく、「アイドルデビュー」[4]・「楽曲提供」[3]・「雑誌などのメディア媒体に掲載される」などの特典が得られるものも存在する。
沿革
- 2015年6月 - Joseph Phua(潘杰賢)が台湾においてライブ配信アプリ「17Live」AppStoreとGoogle Playでリリース
- 2015年7月15日 - イギリス領ヴァージン諸島にて持株会社「Machipopo, Inc(現:Ichi Nana Inc.)」を設立[5]
- 2015年10月 - 台湾にて「英屬維京群島商麻吉一七股份有限公司(現:英屬維京群島商藝啟股份有限公司)」を設立
- 2015年9月29日 - アプリダウンロード数600万回超え
- 2015年11月 - 香港にて「17 Media (H.K.) Limited(現:17LIVE (HK) Limited)」を設立
- 2016年3月17日 - 1000万ダウンロード突破
- 2017年10月 - Paktor Pte. Ltd.とMachipopo, Incの株式の36.8%を取得[6]
- 2017年2月 - ケイマン諸島にて持株会社「M17 Entertainment Limited(現:17LIVE inc.)」を設立
- 2017年3月 - 株式交換によりPaktor Pte. Ltd.がMachipopo, Incのすべての株式を取得
- 2017年6月 - 日本支社「株式会社17Media Japan(現:17LIVE株式会社)」設立[7]
- 2017年7月 - 台湾にて「17 TV」と「17 Music」をローンチ
- 2017年11月 - 台湾にてeコマースプラットフォーム「17 Store」をローンチ
- 2017年12月 - アメリカ支社「M17 (USA) LLC(現 17 LIVE USA)」を設立
- 2018年5月 - 事業拡大のため現青山オフィスに移転
- 2018年8月 - V-LIVER事業開始
- 2019年1月 - シンガポール支社「17Media SG Pte. Ltd.(現:17LIVE SG Pte. Ltd.)」を設立
- 2019年3月 - 認証ライバー数10,000人突破 月間総配信時間200,000時間突破
- 2019年4月 - ライブコマースサービス「HandsUP (ハンズアップ)」をリリース
- 2019年6月 - ゲーム配信事業開始
- 2019年8月 - 台湾にて音声ライブ配信サービス「Wave」をリリース
- 2019年9月 - VODサービス「17LIVE+」を開始
- 2019年11月 - 「17LIVE」の英語圏版「LIVIT」をリリース
- 2019年11月 - M17 Entertainment Limitedが香港拠点のライブストリーミングアプリ「MeMe Live(MeMe直播)」を買収[8]
- 2020年3月 - 時点で世界6か国に拠点を置き、全154地域に展開。(Tokyo・Taipei・HongKong・Beijing・New Delhi・LA)、ユーザー数は4500万人を突破。
- 2020年8月 - 小野裕史がM17 Entertainment Limited(現:17LIVE inc.)のグローバルCEOに就任[9]
- 2020年5月10日 - RKBラジオとのコラボ番組「イチナナラジオ」がスタート。メインパーソナリティは冨吉明日香[10]。
- 2020年6月18日 - 「17 Live」から「17LIVE」へ表記変更を発表[11]。
- 2020年10月 - 国内1000万ダウンロードを達成。認証ライバー数25,000人突破。
- 2020年10月 - グローバルの社名を「M17 Entertainment Limited」から「17LIVE Inc.」に変更[12]
- 2021年9月10日 - サービス名称の読みを「ワンセブンライブ」とし、世界で名称を統一させる[13]。ただし日本における愛称は従来通り「イチナナ」である[1]。同時にロゴも変更。
- 2022年8月31日 - Alex Lien(アレックス・レン)が17LIVE Inc.のグループCOOに就任[14][15]
出演している芸能人
イベント
ライブ配信を行う際に、ライバーはイベントの参加、イベントの不参加、マイイベントの開始などのオプションが選択できる。イベントでは、そのイベントに参加したライバーのなかで、ランキング付やスコアリングがされ、上位入賞者には様々な特典が送られる。オンライン上で予選を実施し、予選通過者のみが参加できるオフラインのイベントなどが実施されるケースもある。具体的には、17 Music Festivalなどが挙げられる[16]。
マイイベント
マイイベントは、ライバー自身が目標などを設定し、個別のイベントを設定できる機能である。
オフィシャルイベント
オフィシャルイベントには、17LIVEの運営会社が設定した条件を満たしているライバーが参加でき、ランキング上位の人に豪華な景品が送られる。マイイベントのような自由な設定はできないものの、大規模な施設でのイベントや豪華商品などが魅力となっている[17]。
脚注
- ^ a b 1436207810820386816番のツイート 2021年9月10日 17LIVE公式(@17LiveJP) twitter 日本語
- ^ “黃立成M17美上市失利! 還遭直播主爆「換約砍薪」” (中国語). 自由時報. (2018年6月20日) 2019年3月3日閲覧。
- ^ a b “NEXT TRF”がライブ配信アプリ「17 Live」から誕生!?. PR TIMES . (2018年12月10日) 2019年3月3日閲覧。
- ^ 17 Live × アソビシステム がプロデュース!世界に送る“毎日会える”アイドル「EVERYDAYS」が7月7日に“アイドルグループ最速?”デビュー!!!. PR TIMES . (2018年7月4日) 2019年3月3日閲覧。
- ^ “FORM F-1”. 米国証券取引委員会. 2021年5月27日閲覧。
- ^ “アジアの出会い系アプリ「Paktor」、初の他社買収でアジアにライブストリーミングアプリを展開する台湾の17 Mediaの経営権を取得 |”. BRIDGE(ブリッジ) (2016年12月10日). 2021年5月26日閲覧。
- ^ アジアNo1ライブ配信「17LIVE」が日本上陸、ヒップホップの“アニキ”が作る新しいメディアの波 #17live. TechWave . (2017年9月8日) 2019年3月3日閲覧。
- ^ “「Paktor」や「17 Live(17直播)」の持株会社M17 Group、香港拠点のライブストリーミングアプリ「MeMe Live(MeMe直播)」を買収”. BRIDGE(ブリッジ) (2019年11月4日). 2021年5月26日閲覧。
- ^ “IVPの小野氏が17LIVE(イチナナ)グローバルCEOに、ファンドは卒業へ”. BRIDGE(ブリッジ) (2020年8月17日). 2021年5月26日閲覧。
- ^ RKBラジオと17 Liveがコラボ「イチナナラジオ」スタート パーソナリティは元HKT48冨吉明日香okmusic 2020年5月9日
- ^ “「17LIVE」 グローバル展開を加速させるため、ブランドをリニューアル 〜全世界で、ロゴデザインを統一〜”. 17LIVE. 2021年2月7日閲覧。
- ^ Inc, 17LIVE. “M17 Entertainment Limited changes its name to 17LIVE Inc. with new logo” (英語). www.prnewswire.com. 2021年5月26日閲覧。
- ^ 17LIVE、サービス呼称を「ワンセブンライブ」に - 社名・ロゴも変更 マイナビニュース 2021年9月10日
- ^ “17LIVE グループCEO 小野裕史が退任し、アレックス・レン(Alex Lien)がグループCOOに就任”. PR TIMES. 2023年3月15日閲覧。
- ^ “『17LIVE』新COO・Alex Lien氏に聞く、「カルチャー」が評価される日本における戦略とは? 「ライブ配信=“可愛い女の子”を見ること」を払拭できた理由”. Real Sound|リアルサウンド テック. 2023年3月15日閲覧。
- ^ 日本No.1ライブ配信アプリ「17 Live」で日本を元気に!大阪初進出の次世代音楽祭『17 Music Festival』. PR TIMES . (2019年2月2日) 2019年3月3日閲覧。
- ^ “17直播推動LIVE跨螢節目《17趣郊遊》12/15開播” (中国語). (ETtoday新聞雲). (2018年12月11日)2019年3月3日閲覧。