『13』は、アメリカ合衆国のミュージシャン、ブライアン・セッツァーが2006年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
「ドント・セイ・ユー・ラヴ・ミー」は、セッツァーの地元の知り合いであるマット・ロッカーが書き下ろした曲[4]。この曲はセッツァーの妻ジュリー・ライテンとのデュエット・ソングで、セッツァーはジョニー・キャッシュとジューン・カーターのデュエットを引き合いに出している[4]。「ロケット・カテドラルズ」はビー・バップ・デラックスのカヴァー。「リアリー・ロカビリー」には、ストレイ・キャッツ時代の盟友(スリム・ジム・ファントム)が参加した[2]。「バッド・バット・ガール」は日本で書かれた曲で[4]、歌詞には日本語のフレーズも含まれている。
布袋寅泰とデュエットした「バック・ストリーツ・オブ・トーキョー」は、日本では2006年8月23日に“BRIAN SETZER vs HOTEI”名義のシングルとしてリリースされた。また、布袋のアルバム『SOUL SESSIONS』には、「バック・ストリーツ・オブ・トーキョー」に加えて、セッツァーと布袋のデュエットによる「テイク・ア・チャンス・オン・ラヴ」も収録された[5]。
反響
本作は日本のビクターエンタテインメントから先行発売され、オリコンチャートでは7週チャート圏内に入って最高18位を記録[1]。また、フィンランドのアルバム・チャートでは2006年の第44週に33位を記録[3]。アメリカでは、『ビルボード』のインディペンデント・アルバム・チャートで35位に達した[6]。
収録曲
特記なき楽曲はブライアン・セッツァー作。13.は日本盤ボーナス・トラック。
- ドラッグ&アルコール(ブリット・ホールズ) - "Drugs & Alcohol (Bullet Holes)" - 4:56
- テイク・ア・チャンス・オン・ラヴ - "Take a Chance on Love" - 4:00
- ブロークン・ダウン・ピース・オブ・ジャンク - "Broken Down Piece of Junk" - 2:42
- ウィ・アー・ザ・マローダーズ - "We Are the Marauders" - 2:27
- ドント・セイ・ユー・ラヴ・ミー - "Don't Say You Love Me" (Matt Rocker) - 3:17
- リアリー・ロカビリー - "Really Rockabilly" - 3:07
- ロケット・カテドラルズ - "Rocket Cathedrals" (Robert Bryan) - 2:49
- ミニ・バー・ブルース - "Mini Bar Blues" - 2:07
- バッド・バッド・ガール - "Bad Bad Girl (In a Bad Bad World)" - 4:27
- ヘプキャットがブルーになったら - "When Hepcat Gets the Blues" - 2:48
- バック・ストリーツ・オブ・トーキョー - "Back Streets of Tokyo" - 4:47
- エヴリバディーズ・アップ・トゥ・サムシング - "Everbody's Up to Somethin'" - 2:45
- ロック・ユア・ワールド - "Rock Your World" - 4:47
- ザ・ヘネピン・アヴェニュー・ブリッジ - "The Hennepin Avenue Bridge" - 3:09