010!言いたいことイッチャオーは、西日本放送で1971年4月5日から1991年3月30日まで放送されていたラジオ番組。
概要
西日本放送ラジオは1971年4月改編より『オールナイトニッポン』のネット受け放送を開始。それまで午前0時放送終了だったものが24時間放送となり、同時に新設された午前0時台の枠のうちの月曜日でスタートしたのが本番組である。タイトルの「010」(ゼロワンゼロ)は放送開始当初のスタート時間(毎週月曜日深夜 24:10 = 0:10)に由来。1976年10月改編でスタート時間が24:10(0:10)でなくなったが、タイトルは変えずに続けた。
香川県内の教育関係者が司会、大学生がアシスタントを担当し、中学生と高校生がスタジオに集まり、テーマを元に討論する[1]。テーマに応じて、大人のゲストも複数参加したこともあった[2]。1976年当時のディレクターはこの番組の企画意図について「スタートした1971年は『断絶の時代』とも言われ、異なる年代同士のコミュニケーションの必要が問われていた。そこで大人と子供の話し合いの場を作ろうとこの番組を始めた」と言ったことを話している[2]。
フォークソング・ラブソングを讃岐弁に翻訳した「サヌキ弁英語教室」・「010シッチャカメッチャカ劇場」・「文化人名前当てクイズ」(毎週、正解者の中から1名に希望のLP盤をプレゼント。1981年当時)の企画があった[3][4]。
毎週木曜日の夕方に収録していた[3]。
1983年には日本民間放送連盟賞の「ラジオ娯楽」の優秀賞を受賞した[5]。
毎週日曜日深夜 24:30 - 25:00に放送されていた当時は、この番組が西日本放送ラジオでその日曜日の最終番組であった。1980年代から本番組終了時点では、霊友会の単独提供だった[6]。
パーソナリティ
テーマ曲
テーマ曲は何回か変わっている。
放送時間
脚注
- ^ a b 「深夜放送120+1番組徹底取材」『ラジオライフ』1981年3月号、三才ブックス、103頁。
- ^ a b 季刊ランラジオ(自由国民社)1976年10月号 p.74
- ^ a b 「制作ノートから ふざけながら厳粛なことを語ろう 010!言いたいことイッチャオー / 泉忠夫」『月刊民放』、コーケン出版、37 - 39頁、(NDLJP):3470945/19。
- ^ 『ラジオライフ』1981年9月号、三才ブックス、33頁。
- ^ 表彰番組・事績 | 一般社団法人 日本民間放送連盟
- ^ ラジオ新番組速報版(三才ブックス)1987年春号~1990年秋号 西日本放送のページより。
- ^ 『ラジオライフ』1981年5月号、三才ブックス、79頁。
- ^ 「深夜番組のテーマ曲」『ラジオライフ』1981年3月号、三才ブックス、65頁。
- ^ 月刊ラジオパラダイス 1989年12月号 p.116「テーマ曲Q&A」
西日本放送ラジオ 月曜 24:10 - 25:00 枠 (1971年4月 - 1976年9月) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
(放送休止時間帯のため 番組無し) | 010!言いたいことイッチャオー | |
西日本放送ラジオ 月曜 24:00 - 24:30 枠 (1976年10月 - 1977年3月) | ||
010!言いたいことイッチャオー | ||
西日本放送ラジオ 日曜 24:30 - 25:00 枠 (1977年4月 - 1988年3月) | ||
スクリーン・プロムナード | 010!言いたいことイッチャオー | |
西日本放送ラジオ 土曜 24:00 - 24:30 枠 (1988年4月 - 1991年3月) | ||
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