齋藤 なずな(さいとう なずな、1946年[2] - )は、日本の漫画家[3]。静岡県富士宮出身[3]、東京都多摩市豊ヶ丘在住[3]。代表作に『恋愛烈伝』『迷路のない町』などがある[1]。京都精華大学マンガ学部で講師を務める[3]。
来歴
都心で暮らしながら短大に通い、卒業後にイラストを描く仕事に就く[3]。1987年、40歳の時に漫画を描く決意をし、『ダリア』で『ビッグコミック』新人賞を受賞してデビュー[3]。多摩に移住し、作品を執筆[3]。
2017年12月より、『ビッグコミックオリジナル増刊号』2018年1月号にてシリーズ連載『ぼっち死の館』を開始[4]。2018年3月、『恋愛烈伝』以来20年ぶりとなる単行本『夕暮れへ』を刊行[5]。同作の刊行を記念し、東京都のビリケンギャラリーにて同年3月から4月まで、齋藤にとって初となる個展を開催[5]。同作が「第22回文化庁メディア芸術祭」マンガ部門で優秀賞を受賞[3]。
作品リスト
書籍
- 『鳥獣草魚』小学館〈ビッグコミックス〉、1991年、ISBN (4-09-182721-7)
- 『片々草紙』話の特集、1992年
- 『迷路のない町 齋藤なずな作品集 1』小学館〈ビッグゴールドコミックス〉、1994年2月28日発売[6]、ISBN (4-09-189061-X)
- 『恋愛烈伝』小学館〈ビッグゴールドコミックス〉、1995年 - 1998年、全3巻
- 『病むほどに恋した文豪たち』双葉社〈アクションコミックス〉、2013年12月12日発売[10]、ISBN (978-4-575-84322-4) - 『恋愛烈伝』からの再編集版[10]
- 『夕暮れへ』青林工藝舎、2018年3月23日発売[11]、ISBN (978-4-88379-446-1)
- 『初期傑作短編集 ダリア』青林工藝舎、2021年11月24日発売[12]、ISBN (978-4-88379-490-4)
- 『ぼっち死の館』小学館〈ビッグコミックス〉、『ビッグコミックオリジナル増刊』2018年1月号[13] - 2023年1月号連載、2023年1月30日発売[14]、ISBN (978-4-09-861635-0)
脚注
- ^ a b c 『漫画家人名事典』164頁、 日外アソシエーツ、2003年2月25日発行。
- ^ Web NDL Authorities
- ^ a b c d e f g h “マンガ家齋藤なずなさん 20年ぶり単行本が優秀賞 文化庁メディア芸術祭で”. タウンニュース. タウンニュース社 (2019年4月4日). 2021年11月23日閲覧。
- ^ “齋藤なずなが“現代”を描き出す、シリーズ連載「ぼっち死の館」が開幕”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年12月12日)2021年11月23日閲覧。
- ^ a b “齋藤なずな20年ぶりの単行本「夕暮れへ」刊行、初となる個展も開催中”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年3月26日)2021年11月23日閲覧。
- ^ “迷路のない町 1”. 小学館コミック. 小学館. 2021年11月23日閲覧。
- ^ “恋愛烈伝 上”. 小学館コミック. 小学館. 2021年11月23日閲覧。
- ^ “恋愛烈伝 中”. 小学館コミック. 小学館. 2021年11月23日閲覧。
- ^ “恋愛烈伝 下”. 小学館コミック. 小学館. 2021年11月23日閲覧。
- ^ a b “病むほどに恋した文豪たち”. 双葉社. 2021年11月23日閲覧。
- ^ “夕暮れへ”. アックスストア. 青林工藝舎. 2021年11月23日閲覧。
- ^ “初期傑作短編集 ダリア”. アックスストア. 青林工藝舎. 2021年11月25日閲覧。
- ^ “【新シリーズ】齋藤なずな『ぼっち死の館』、第1話の無料試し読み!”. ビッグコミックBROS.NET. 小学館 (2018年4月11日). 2023年3月16日閲覧。
- ^ “76歳の齋藤なずなが描く“私たちの未来”であり“現在”の物語「ぼっち死の館」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年1月30日)2023年3月16日閲覧。