高山 由紀子(たかやま ゆきこ、1945年4月4日 - )は、日本の脚本家、映画監督。(シナリオ・センター)講師[1]。東京都出身。
経歴
日本画家の高山辰雄の長女。慶應義塾大学文学部卒業後、シナリオセンターで映画脚本を学ぶ[2]。
1975年、本多猪四郎によるシナリオ学校生を対象にした新作ゴジラ映画脚本の競作選考で自作が採用され、『メカゴジラの逆襲』で脚本家デビュー[2]。ゴジラシリーズで初の女性メインスタッフとなった[2]。
女性心理を突いたシナリオが得意であり、刑事ドラマやミステリー、時代劇には欠かせない女性脚本家の1人である。
主な作品
映画作品
脚本作品
監督作品
プロデューサー作品
- (KOYA澄賢房覚え書)(1993年、脚本も担当)
ビデオ作品
- (あなたにここにいてほしい)(1985年)
作品
- 映画 遠野物語(1982年)。ヘラルド出版・ヘラルド映画文庫で関連出版
- 『小説 遠野物語』紀尾井書房、1982年
- (国東物語)(1985年、脚本も担当)
- 『国東物語 ドン・フランシスコ・大友宗麟』 八重岳書房、1989年
- 新版『ドン・フランシスコ・大友宗麟』 八重岳書房、1994年
- 『国東物語 ドン・フランシスコ・大友宗麟』 八重岳書房、1989年
- (トリナクリア PORSCH959)(1987年、脚本も担当)
- 『源氏物語 悲しみの皇子』(角川書店、2010年)。角川書店グループ・あすかコミックスで漫画化(全2巻、宮城とおこ作画)
他の刊行著作
- 『父 高山辰雄』 角川書店、2011年
- 『吉原代筆人雪乃1 色もよう』角川文庫、2014年。以下は書き下ろし小説
- 『吉原代筆人雪乃2 みだれ咲』 角川文庫、2014年
- 『吉原代筆人雪乃3 繚乱の海』巻、角川文庫、2014年
- 『花魁くノ一』 角川文庫、2015年
- 『逢瀬の花 花魁くノ一』角川文庫、2015年
テレビ作品
受賞歴
- 2003年 - (ポルトガル・フォズ国際映画祭)批評家大賞
脚注
- ^ “アクセス・会社概要”. シナリオ・センター. 2022年3月5日閲覧。
- ^ a b c 東宝チャンピオンまつりパーフェクション 2014, pp. 116–117, 「東宝チャンピオンまつりスタッフインタビュー5 髙山由紀子」
参考文献
- 電撃ホビーマガジン編集部 編『ゴジラ 東宝チャンピオンまつり パーフェクション』KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)〈DENGEKI HOBBY BOOKS〉、2014年11月29日。ISBN (978-4-04-866999-3)。
外部リンク
- 高山由紀子 - 日本映画データベース
- Yukiko Takayama - IMDb(英語)
- 高山由紀子 - MOVIE WALKER PRESS