高取峠(たかとりとうげ)は、兵庫県の赤穂市高野と相生市佐方との間にある峠[1]。
高取峠 | |
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頂上付近にある赤穂事件時の早籠を再現した像 | |
所在地 | 兵庫県赤穂市/相生市 |
座標 | |
標高 | 120[1] m |
山系 | 中国山地 |
通過路 | 国道250号・JR赤穂線(高取トンネル) |
プロジェクト 地形 |
高取峠
峠のある山を「八重山」といい、鷹の多い山だった。飛鳥時代に赤穂郡一帯を治めていた秦河勝が、この山で遊猟をしたといい、後世の領主も鷹狩りをしたことから、「鷹取峠」と呼ばれるようになったと伝えられている[1][注 1]。これが後に「高取峠」と書き表すようになったとされている[1]。
道が通じるようになったのは江戸時代になってからで、赤穂藩主の浅野氏によって官道として整備された[1]。以来、参勤交代のルートとなった[1]。
通過する交通路
いまは「赤穂街道(国道250号)」が通っているが、これはかつての官道・高取峠よりもやや南東よりの標高の低い位置を通過している[1]。この道路は赤穂市と相生市を繋ぐ重要ルートだが、険路のため交通網のボトルネックになっており、新たなトンネル掘削による改良が課題となっている[2][3]。なお、かつての峠には採石場がある[4]。
主な災害
脚注
注釈
- ^ 一般的には「鷹狩り」は鷹を使って獲物をとることをさすが、出典からは「鷹を獲物として行う狩猟」という意味なのかは読み取れない。