髄外造血(ずいがいぞうけつ)とは、本来骨髄で行われるべき造血が、肝臓や脾臓といった骨髄外の臓器で行われる病態。骨髄造血細胞の再生が不十分なときの代償として出現する。
胎生期の造血
哺乳類においては、胎生初期には卵黄嚢で、次いで肝臓・脾臓で造血が行われる。しかし胎生後期には造血の場は骨髄へ移行し、出生時にはほぼ骨髄での造血のみとなっている。髄外造血は正常であれば行われない。(リンパ球にはリンパ節で産生されるものもある。)
髄外造血の成因
脚注
外部リンク
- Berkmen YM, Zalta BA (December 2007). “Case 126: extramedullary hematopoiesis”. Radiology 245 (3): 905–8. doi:10.1148/radiol.2453040715. PMID (18024458) .