高山城(たかやまじょう)は、飛騨国大野郡高山[1](現・岐阜県高山市)にあった戦国時代から江戸時代前期の日本の城である。岐阜県指定史跡。
構造
標高686.6mの城山(臥牛山、巴山ともいう)に築城された平山城で、曲輪、堀、石垣、土塁などの遺構が残る。望楼型2重3階の非実戦的な天守を持つ御殿風の古い城郭形式は、織田信長が築城した安土城の影響を受けたものと見られている。
歴史
- 室町時代、文安年間
- 永正年間
- 高山外記が山頂部に天神山城を築城。付近を高山と呼ぶようになったというが異説もある。
- 戦国時代
- 1692年(元禄5年)
- 1695年(元禄8年)
- 幕府領となったため、幕命により高山城は前田綱紀により破却される。
現在は、岐阜県高山市空町城山公園。城跡は県指定史跡であるとともに、野鳥生息地(「高山城跡及びその周辺の野鳥生息地」)として天然記念物にも指定されている[2]。 高山市天性寺町62 法華寺本堂(県重文)は高山城の一郭を移築したものといわれている。
歴代城主
アクセス
脚注
参考文献
- 高山市教育委員会編『高山市歴史文化基本構想 文化財保存活用計画』高山市、2010年