風賢央 厳太(かぜけんおう げんた、1999年6月4日 - )は、愛媛県西予市出身で、押尾川部屋所属の現役大相撲力士。本名は住木 厳太(すみき げんた)。身長182.5cm、体重149.3kg。最高位は西幕下13枚目(2023年5月場所)。
来歴
幼少期はサッカー、空手、柔道と複数のスポーツを習っており、相撲は松山市立福音小学校5年時から春日館相撲道場で始めた[1]。中学校からは親元を離れて寮生活を始め、西予市立野村中学校に進学[2][1]。父親はこの頃に転職し、母親は寮の近くに移住するなど、西予市に暮らした時期は家族からのサポートも受けていた[2]。中学校卒業後は愛媛県立野村高等学校畜産科に進学し、3年時に国体個人準優勝の実績を残した[2]。高校卒業後は中央大学法学部法律学科に進学し、2年時に宇和島大会団体優勝と全日本選手権ベスト16、主将を務めた4年時には全国学生選抜大会個人ベスト16の実績を残した[3][2]。
大学卒業後は、大学4年時に中央大学OBの22代押尾川(元関脇・豪風)から勧誘を受けていたため大相撲の押尾川部屋に入門し、2022年3月場所で初土俵を踏んだ[2]。押尾川部屋にとっては、2022年2月7日付の部屋創設以来初めての新弟子入門となった[3]。初めて番付に名前の載った5月場所は、13日目の7番相撲で星違いの山藤に敗れて6勝1敗となったが、4人が出場した優勝決定戦(トーナメント方式)で丹治と山藤に勝利して序ノ口優勝を果たした[4]。翌7月場所からは4場所連続で6勝1敗。
人物
主な成績
2023年5月場所終了現在
通算成績
- 通算成績:39勝10敗(8場所)
各段優勝
- 序ノ口優勝:1回(2022年5月場所)
場所別成績
一月場所 初場所(東京) | 三月場所 春場所(大阪) | 五月場所 夏場所(東京) | 七月場所 名古屋場所(愛知) | 九月場所 秋場所(東京) | 十一月場所 九州場所(福岡) | |
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2022年 (令和4年) | x | (前相撲) | 東序ノ口22枚目 優勝 6–1 | 東序二段49枚目 6–1 | 東三段目74枚目 6–1 | 西三段目18枚目 6–1 |
2023年 (令和5年) | 西幕下40枚目 6–1 | 西幕下16枚目 4–3 | 西幕下13枚目 5–2 | x | x | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
改名歴
- 風賢央 厳太(かぜけんおう げんた)2022年3月場所 -
脚注
- ^ a b 「全新弟子名鑑」『相撲』2022年5月号、ベースボール・マガジン社、87頁。
- ^ a b c d e f 「十両以下各段優勝者」『相撲』2022年6月号、ベースボール・マガジン社、69頁。
- ^ a b 「新設の押尾川部屋に新弟子“一期生”中大主将の住木厳太さんが入門 高校時代は国体準Vのホープ」『スポーツ報知』、2022年2月13日。2022年11月28日閲覧。
- ^ 「風賢央が序ノ口V 4人トーナメント制す 本割で敗れた山藤にリベンジ」『スポニチアネックス』、2022年5月22日。2022年11月28日閲覧。
- ^ 「風賢央が圧勝デビュー 憧れは中大の先輩「矢後関みたいに関取になれるように」」『スポニチアネックス』、2022年5月9日。2022年11月28日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 風賢央 厳太 - 日本相撲協会