頼實 正弘（頼実 正弘、よりざね まさひろ、1919年 - ）は、日本の化学工学者である。広島大学学長、広島県立大学学長、比治山大学学長、日本伝熱学会副会長などを歴任した。勲二等旭日重光章受章。
経歴
広島県生まれ。1937年広島県立広島第一中学校（のちの広島県立広島国泰寺高等学校）卒業[1]。1941年広島高等工業学校（のちの広島大学工学部）機械工学科卒業[2]。
1943年東京工業大学（のちの東京科学大学）化学工学科卒業[1][3]。東京工業大学の研究助手などを経て[4]、1951年文部教官任官、広島大学講師[5]。1955年広島大学助教授[6]。
1961年には東京工業大学から工学博士の学位を取得[7]。広島大学教授、広島大学評議員、広島大学工学部長を経て[1]、1980年日本学術会議会員[8]。1981年広島大学学長[1]。
広島県立大学学長や、比治山大学学長[9]、第11期(日本伝熱学会)副会長なども務めた[10]。化学工学会名誉会員[11]、(石油学会)名誉会員[12]、(広島工業会)名誉会員[13]。1993年勲二等旭日重光章受章[14]。
著書
- 『熱力学』(科学技術社) 1957年
脚注
- ^ a b c d 「昭和12年卒の人物」鯉城同窓会
- ^ 官報 1941年04月18日
- ^ 熱力学 (化学工学シリーズ ; 第3)頼実正弘 著 科学技術社, 1957
- ^ 分離技術 24(2)(118) (分離技術会, 1994-07)
- ^ 官報 1951年10月09日
- ^ 官報昭和30年本紙第8690号 341頁
- ^ 「気液平衡に関する研究 頼実, 正弘 ヨリザネ, マサヒロ」CiNii
- ^ 官報昭和55年本紙第16074号 6頁
- ^ 化学工学講習会関西化学機械製作株式会社
- ^ 歴代会長・副会長日本伝熱学会
- ^ 「名誉会員」化学工学会
- ^ 「名誉会員一覧」石油学会
- ^ 「名誉会員」広島工業会
- ^ 官報平成5年号外第189号 6頁