静岡SSUボニータ(しずおか エスエスユー ボニータ、英語: Shizuoka SSU Bonita)は、静岡県磐田市をホームタウンとする、日本女子サッカーリーグに所属する女子サッカークラブである。
静岡SSUボニータ | |
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原語表記 | 静岡SSUボニータ |
クラブカラー | 紺 |
創設年 | 2008年 |
所属リーグ | 日本女子サッカーリーグ |
所属ディビジョン | なでしこリーグ1部 |
ホームタウン | 静岡県磐田市 |
ホームスタジアム | 磐田スポーツ交流の里・ゆめりあ球技場 |
収容人数 | 1,000人 |
運営法人 | 一般社団法人静岡スポーツユナイテッド |
代表者 | 三浦哲治 |
監督 | 小川貴史 |
公式サイト | 公式サイト |
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概要
静岡産業大学サッカー部女子、磐田東高校女子サッカー部、ジュビロ磐田レディースの3クラブに所属する選手を中心に、2008年に静岡産業大学磐田レディースとして創設された。2010年に日本女子サッカーリーグへ入会した。ピラミッドとしては、静岡産業大学がトップ、磐田東高校が真ん中、ジュビロレディースが底辺のチームとして位置付けられている[1]。
このチームで出場しているのは日本女子サッカーリーグのリーグ戦および皇后杯全日本女子サッカー選手権大会のみであり、年代別大会および高校・大学サッカーの大会は各所属クラブで出場している。
2020年1月から運営母体を一般社団法人静岡スポーツユナイテッドへ移管し、チーム名称を静岡SSUアスレジーナへ変更した[2]。SSUは静岡スポーツユナイテッド(Shizuoka Sports United)、アスレジーナ(Asregina)は「All Shizuoka」の「AS」とイタリア語で女王を意味する「REGINA」を組み合わせた造語である[3]。
2022年1月からチーム名称を静岡SSUボニータへ変更した[4]。
歴史
チャレンジリーグ参入まで
2007年秋頃から上述3チームでクラブ化することが具体化し[1]、2008年2月に静岡産業大学磐田レディースとして発足した。2008年度の東海女子サッカー選手権で優勝し、第30回全日本女子サッカー選手権大会に出場した。
2009年、東海女子サッカーリーグに参加。後期上位リーグ[注釈 1]で年間2位の成績を収めた。同年11月に日本女子サッカーリーグ・チャレンジリーグ参入決定戦に出場。Aグループ3位の成績となった。
2010年から日本女子サッカーリーグに加入して、静岡産業大学磐田ボニータへ名称を変更。
日本女子サッカーリーグ加入後
2015年からチャレンジリーグのレギュレーションが変わり6チームずつ2グループ(EAST/WEST)に分けて各3回戦総当たり各上位2チーム(計4チーム)によるプレーオフを1回戦総当たりにて実施となった。 チャレンジリーグWESTを7勝2分6敗の2位で終えチャレンジリーグプレーオフに挑むも3戦0勝0分3敗でなでしこリーグ2部昇格にはならなかった。
2016年はチャレンジリーグWESTを10勝3分2敗の1位で終えチャレンジリーグプレーオフに挑むも3戦1勝1分1敗でなでしこリーグ2部昇格にはならなかった。
2017年はチャレンジリーグWESTを6勝5分4敗の2位。チャレンジリーグプレーオフで全勝して優勝。なでしこリーグ2部昇格を決めた。
2018年はなでしこリーグ2部に初参戦。4勝9分5敗、勝点21を挙げて7位で残留を決めた。リーグカップ戦は、Aグループ最下位となった。
2019年は2部リーグで最下位となり、チャレンジリーグ降格が決まった。
2020年1月から静岡SSUアスレジーナへ名称を変更。
2021年、WEリーグ発足によりなでしこリーグが2部制へ改変され、なでしこリーグ2部に所属となった。
2022年1月から静岡SSUボニータへ名称が変更された[4]。
2022年10月1日、Jリーグに所属するジュビロ磐田とパートナーシップ契約締結[5]。
2022年10月9日、なでしこリーグ2部第18節に勝利し、初優勝を果たした[6]。
10月20日なでしこリーグ理事会にて、2023シーズンの1部昇格が承認され正式に昇格が決まった。[7]
年度別成績・歴代監督
この節の加筆が望まれています。 |
年度 | チーム名 | リーグ | チーム数 | 試合数 | 勝点 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 得失点差 | リーグ順位 | リーグ杯 | 皇后杯 | 監督 |
2008 | 静岡産業大学磐田レディース | 東海 | 優勝 | 1回戦敗退 | 三浦哲治 | ||||||||||
2009 | 8 | 2位 | - | 予選敗退 | |||||||||||
2010 | 静岡産業大学磐田ボニータ | チャレンジWEST | 6 | 15 | 24 | 7 | 3 | 5 | 29 | 24 | +5 | 3位 | 3回戦敗退 | ||
2011 | 6 | 15 | 18 | 6 | 0 | 9 | 32 | 24 | +8 | 4位 | (中止) | 1回戦敗退 | |||
2012 | チャレンジ | 12 | 22 | 26 | 7 | 5 | 10 | 29 | 51 | -22 | 8位 | 1回戦敗退 | |||
2013 | 16 | 22 | 40 | 12 | 4 | 6 | 54 | 33 | +21 | 6位 | 2回戦敗退 | ||||
2014 | 16 | 22 | 21 | 5 | 6 | 11 | 27 | 47 | -20 | 13位 | - | 1回戦敗退 | |||
2015 | チャレンジWEST | 6 | 15 | 23 | 7 | 2 | 6 | 21 | 23 | -2 | 2位 | 2回戦敗退 | 村松大介 | ||
2016 | 6 | 15 | 33 | 10 | 3 | 2 | 32 | 14 | +18 | 1位(WEST) | 2回戦敗退 | ||||
4 | 3 | 4 | 1 | 1 | 1 | 3 | 4 | −1 | 3位(総合) | ||||||
2017 | 6 | 15 | 23 | 6 | 5 | 4 | 21 | 17 | +4 | 2位(WEST) | 1回戦敗退 | ||||
4 | 3 | 9 | 3 | 3 | 0 | 8 | 1 | +7 | 優勝(総合) | ||||||
2018 | なでしこ2部 | 10 | 18 | 21 | 4 | 9 | 5 | 20 | 23 | -3 | 7位 | GL敗退 | 3回戦敗退 | ||
2019 | 10 | 18 | 6 | 1 | 3 | 14 | 10 | 39 | -29 | 10位 | GL敗退 | 3回戦敗退 | |||
2020 | 静岡SSUアスレジーナ | チャレンジEAST | 6 | 10 | 14 | 4 | 2 | 4 | 20 | 14 | +6 | 3位 | (中止)[8] | 2回戦敗退 | 本田美登里 |
2021 | なでしこ2部 | 8 | 14 | 30 | 9 | 3 | 2 | 30 | 14 | +16 | 3位 | - | 3回戦敗退 | ||
2022 | 静岡SSUボニータ | 10 | 18 | 43 | 13 | 4 | 1 | 37 | 15 | +22 | 優勝 | 2回戦敗退 | 小川貴史 | ||
2023 | なでしこ1部 | 12 |
母体クラブ
高校および大学サッカーの大会、ならびにU-15・U-18の両年代別大会および予選大会には、本所属のクラブ以外に在籍する選手は出場することはできなかった[注釈 2]。なお、静岡県女子サッカーリーグは、ジュビロレディース所属選手が磐田東高校の試合に出場することが可能となっていた[1]。
静岡産業大学サッカー部 女子
1994年に設立され、当初は静岡県藤枝市所在の同大学のキャンパスを拠点に活動していた。
2008年、活動拠点を男子サッカー部と同じ磐田キャンパスに移転し、当時男子部総監督であった三浦哲治が監督に就任、なでしこリーグへ参入と目標と定めた。同年度にインカレへの出場権を獲得した。
磐田東高校女子サッカー部
1996年に設立。2000年に静岡県西部女子リーグで優勝して翌年度より静岡県女子リーグに参入した他、東海高等学校女子サッカー選手権大会や静岡県女子サッカー選手権大会、静岡県女子ユース (U-18) 選手権大会などの大会に出場歴がある。2009年から2012年まで全日本高等学校女子サッカー選手権大会に4年連続で出場した。
ジュビロ磐田レディース
1986年にヤマハ発動機が設立したサッカースクールのひとつとして設立された。当初は女子中学生および高校生を対象とし、静岡県女子サッカーリーグおよび静岡県西部女子サッカーリーグ、および静岡県内の各種大会に出場歴がある他、運営母体による主催大会(ジュビロカップ女子)にもホストチームとして出場している。2006年よりU-12チームが設置された。
ユニフォーム
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ユニフォームスポンサー
掲出箇所 | スポンサー名 | 表記 | 備考 |
胸 | 静岡産業大学 | 静岡産業大学 | |
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鎖骨 | 浜名梱包輸送 | HAMANA | 左側に表記 |
エンケイ | ENKEI | 右側に表記 | |
背中上部 | クラスト | クラスト | |
背中下部 | 杏林堂 | 杏林堂 | |
袖 | ジュビロ磐田 | Jubilo | 左側に表記 |
パンツ前面 | ヤマハ発動機 | YAMAHA | |
パンツ背面 | 静岡ダイハツ販売 | 静岡ダイハツ |
ユニフォームサプライヤー
- ダウポンチ
ユニフォームデザイン
2023年 参照
所属選手・スタッフ
この節の加筆が望まれています。 |
- 2023年[9]
スタッフ
役職 | 氏名 | 生年月日 (年齢) | 前職 | 備考 |
監督 | 小川貴史 | 1977年7月7日(45歳) | オルカ鴨川FC 監督 | |
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コーチ | (保田健二朗) | 1973年4月28日(50歳) | ||
GKコーチ | (安浪貴之) | 1985年8月29日(37歳) |
選手
Pos | No. | 選手名 | 生年月日 (年齢) | 前所属 | 備考 |
GK | 1 | (髙橋美春) | 1991年4月15日(32歳) | スフィーダ世田谷FC | |
21 | (寺田郁美) | 1993年9月13日(29歳) | 静岡産業大学磐田ボニータ | 新加入 | |
31 | (安間帆乃香) | 2004年6月28日(18歳) | 磐田東高等学校 | 新加入 | |
(淺井絵里香) | 2002年8月29日(20歳) | 東海大学付属静岡翔洋高等学校 | |||
(越智れもん) | 2003年8月4日(19歳) | 高知中学高等学校 | |||
DF | 2 | (渡辺彩香) | 1989年7月15日(33歳) | バニーズ京都SC | |
3 | (彦坂桃花) | 1999年8月31日(23歳) | 静岡産業大学 | ||
4 | (塩澤優) | 1995年9月25日(27歳) | 順天堂大学 | 選手会長[10] | |
5 | (大間由樹) | 1995年11月15日(27歳) | オルカ鴨川FC | 新加入 | |
6 | (山田優衣) | 1996年8月12日(26歳) | 神村学園高等部 | キャプテン[11] | |
7 | (小泉玲奈) | 1994年8月22日(28歳) | VONDS市原FC・レディース | ||
15 | (原海七) | 2000年5月25日(22歳) | AC長野パルセイロ・レディース | ||
19 | (岩本有叶) | 2002年7月5日(20歳) | 岡山県作陽高等学校 | ||
25 | (米田京) | 2003年9月29日(19歳) | 大阪学芸高等学校 | ||
(小島知佳子) | 2001年11月29日(21歳) | 磐田東高等学校 | |||
MF | 7 | (中川瑚々) | 2002年6月22日(20歳) | 大阪学芸高等学校 | |
8 | (高島絢音) | 2000年10月20日(22歳) | 広島文教女子大学附属高等学校 | 選手会長[12] | |
13 | (金丸翔子) | 1999年9月29日(23歳) | 静岡産業大学 | ||
14 | (日野李保) | 1996年7月31日(26歳) | アンジュヴィオレ広島 | 新加入、副キャプテン[13] | |
16 | (小池真理) | 2000年10月8日(22歳) | バニーズ京都SC | 副キャプテン[14] | |
18 | (上柳歩美) | 2003年9月8日(19歳) | 秀岳館高等学校 | ||
23 | (服部花音) | 2004年10月19日(18歳) | 磐田東高等学校 | 新加入 | |
28 | (梅津真央) | 2004年7月17日(18歳) | AICJ高等学校 | 新加入 | |
(疋田祝華) | 2003年9月3日(19歳) | AICJ高等学校 | |||
(眞鍋万琳) | 徳島県立鳴門渦潮高等学校 | ||||
(上村菜月) | 磐田東高等学校 | ||||
(加藤弥紀) | 2003年12月18日(19歳) | 星槎国際高等学校湘南 | |||
(當房皆都) | 2004年5月8日(19歳) | AICJ高等学校 | 新加入 | ||
(石田小桜) | 2005年3月27日(18歳) | 岡山作陽高等学校 | 新加入 | ||
(北菜々子) | 2004年12月27日(18歳) | 常葉大学附属橘高等学校 | 新加入 | ||
FW | 9 | (土屋佑津季) | 1998年6月16日(24歳) | オルカ鴨川FC | |
11 | (三輪玲奈) | 2000年12月10日(22歳) | 磐田東高等学校 | 副キャプテン[15] | |
17 | (森田和伽) | 2001年5月15日(22歳) | 高知学園高等学校 | ||
24 | (小野田果歩) | 2003年6月30日(19歳) | 磐田東高等学校 | ||
(原智聖) | 1999年9月25日(23歳) | 東京国際大学 | |||
(長谷川愛花) | 2001年8月28日(21歳) | 磐田北高等学校 | 新加入 | ||
(越高羽菜) | 2001年9月12日(21歳) | 本庄第一高等学校 | 新加入 | ||
(大西夏奈) | 岡山作陽高等学校 | ||||
(駒水那名) | 2004年6月11日(18歳) | 北海道文教大学附属高等学校 | 新加入 | ||
(小林心) | 2004年5月13日(19歳) | (福山ローザスレディース) | 新加入 |
主なOG
- (島村公美子)(ディオッサ出雲F.C.)
- (尾田緩奈)(伊賀FCくノ一)
- (寺田玲子)(ノジマステラ神奈川相模原)
- (長澤まどか)(ノジマステラ神奈川相模原)
- (藤原加奈)(ノジマステラ神奈川相模原)
- (平田光佐登)(福岡J・アンクラス)
- (最上愛里)(ノルディーア北海道)
- 左山桃子(サンフレッチェ広島レジーナ)
- 藤田桃加(伊賀FCくノ一三重)
- (櫻田彩乃)(スペランツァ大阪)
- 島田有季帆(スペランツァ大阪)
- 辻明日香(つくばFCレディース)
関連項目
- 静岡産業大学サッカー部
- 大島司 - イメージキャラクター「ぼにたん」をデザインした[16]。
- WEリーグ加盟を目指すクラブ
脚注
注釈
出典
- ^ a b c “ジュビロ磐田レディース”. 日本サッカー協会. 2014年6月21日閲覧。
- ^ “SSUアスレジーナが始動 女子サッカー、旧磐田ボニータ”. 静岡新聞. (2020年1月3日) 2020年6月2日閲覧。
- ^ “クラブ情報”. アスレジーナ. 2020年6月2日閲覧。
- ^ a b “「アスレジーナ」改め「ボニータ」復活 「来季優勝」心意気:中日新聞しずおかWeb”. 中日新聞Web (2021年12月18日). 2021年12月31日閲覧。
- ^ “静岡SSUボニータとのパートナーシップ契約締結のお知らせ”. www.jubilo-iwata.co.jp. 2023年1月27日閲覧。
- ^ 日本女子サッカーリーグ (2022年10月9日). “2022プレナスなでしこリーグ2部 静岡SSUボニータ 優勝決定”. 日本女子サッカーリーグ オフィシャルサイト. 2022年10月9日閲覧。
- ^ 静岡SSUボニータ (2022年10月20日). “【2023シーズン1部昇格承認】”. Twitter. 2022年10月21日閲覧。
- ^ “2020プレナスなでしこリーグ1部/2部リーグ開催延期 および 2020プレナスなでしこリーグカップ中止のお知らせ”. 一般社団法人日本女子サッカーリーグ. (2020年4月28日)2021年2月28日閲覧。
- ^ 静岡SSUボニータ (2023年2月15日). “【新体制&背番号のお知らせ】”. Twitter. 2023年2月15日閲覧。
- ^ 静岡SSUボニータ (2023年2月4日). “【選手会長就任のお知らせ】”. Twitter. 2023年2月15日閲覧。
- ^ 静岡SSUボニータ (2023年2月4日). “【キャプテン就任のお知らせ】”. Twitter. 2023年3月10日閲覧。
- ^ 静岡SSUボニータ (2023年2月4日). “【選手会長就任のお知らせ】”. Twitter. 2023年2月15日閲覧。
- ^ 静岡SSUボニータ (2023年2月4日). “【副キャプテン就任のお知らせ】”. Twitter. 2023年2月15日閲覧。
- ^ 静岡SSUボニータ (2023年2月13日). “【副キャプテン就任のお知らせ】”. Twitter. 2023年2月15日閲覧。
- ^ 静岡SSUボニータ (2023年2月13日). “【副キャプテン就任のお知らせ】”. Twitter. 2023年2月15日閲覧。
- ^ ボニータイメージキャラクターの名前が決定しました! (PDF) 静岡産業大学サッカー部、2016年11月12日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
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