概要
沿線で一番の市街地にあるため、当初から開設された。阿寒原生林から切りだされた原木の集積地であったため広い土場を有していた。
歴史
現状
廃線後は以前の駅前通が駅跡地を横断しており、北側は阿寒町郷土資料館を経て中央公園、南側は阿寒町商工会館および木材工場となっている。商工会館の敷地内に「雄別鉄道記念碑」が建立されている。釧路側の本線跡はサイクリングロード、雄別炭山側の本線跡は中央分離帯を持つ市道となっている。「阿寒町」バス停は旧駅前に存在する。
構造
駅舎は西南側にあり、貨物積卸線1本、木造の(島式ホーム)1面2線、駅裏側に木材積込線1本を有していた。ホームへは構内踏切で連絡していた。
脚注
その他
参考図書によれば、起点29.5㎞付近(推測値)の阿寒川橋梁手前に、昭和3年9月以降(設置時の文書は紛失)より廃止届の出された昭和6年9月25日以前の間、「南舌辛仮貨物停車場」が設置されていた。
参考図書
- 『雄別炭礦鉄道 50年の軌跡』大谷正春著