概要
昭和40年代の高度成長期の経済発展に伴い急増した電力消費に対応するため、新徳島火力発電所として建設された。1963年(昭和38年)7月に1号機が運転を開始、4号機までが建設された。
隣接して四国電力橘湾発電所、並びに電源開発の石炭火力発電所である橘湾火力発電所があり、両社は密接に協力発電している。
1・2号機は稼働状況や運転の維持管理コスト、設備の老朽化を踏まえ、長期計画停止の運用に入っていたが、伊方発電所の再稼動遅れにより電力需給が厳しいため、2号機については2011年12月に運転を再開した[1]。なお、伊方原発の再稼働もあり、2号機は長期計画停止した後に需給状況を見極めて廃止する予定が示された[2]のち、2019年2月に1・2号機は廃炉にする方向が決定された。4号機は2019年4月から長期計画停止になった。
発電設備
廃止された発電設備
- 1号機(廃止)
- 定格出力:12.5万kW
- 使用燃料:重油
- 営業運転期間:1963年(昭和38年)7月29日 - 2019年(平成31年)3月1日
- 2号機(廃止)
- 定格出力:22万kW
- 使用燃料:重油、原油
- 営業運転期間:1969年(昭和44年)1月10日 - 2019年(平成31年)3月1日
出典
関連項目
外部リンク
- 四国電力