鍬崎山(くわさきやま)は、飛騨山脈(北アルプス)立山連峰にある富山県富山市の標高2,090 mの山。連峰の主稜線からやや離れた位置にそびえる。日本三百名山及び富山の百山の一つ。
概要
立山の西方にあり、山頂からは立山のほか、剱岳・奥大日岳・薬師岳などの連峰主稜線の山々が眺望できる。立山カルデラも一望のもとに俯瞰できる。
白山の神と立山の神が、鍬を使って山の高さを競いあった際、こぼしたのが鍬崎山であるという昔話がある。地元では、昔から、この山の雲を見ると天気が分かると言われている。
鍬崎山に埋蔵金伝説が伝えられている。天正13年、佐々成政は豊臣秀吉軍の攻撃を受ける直前、黄金100万両を埋めたとされる。麓の集落には「朝日さす夕日輝く鍬崎に 七つむすび七むすび 黄金いっぱい光り輝く」という里歌が伝わっている[1]。
登山ルート
周辺の山小屋
周辺の山
- 大品山
- (瀬戸蔵山)
関連画像
積雪期の鍬崎山
立山連峰と鍬崎山(仮置き)
鍬崎山山頂部を登山道から眺める
百間滑
山麓の粟巢野神社
黒部五郎岳からの鍬崎山
脚注
関連図書
外部リンク
- 国土地理院地図閲覧サービス 2万5千分1地形図