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重田康光

重田 康光(しげた やすみつ、1965年2月25日[1] - )は、日本の実業家株式会社光通信を創業。同社代表取締役[1]会長兼CEO。

重田康光
生誕 (1965-02-25) 1965年2月25日(58歳)[1]
日本 東京都
出身校日本大学経済学部中退[2]
職業株式会社光通信
代表取締役[1]会長兼CEO
有限会社光パワー 取締役社長
配偶者あり
子供重田光時

来歴

東京都に生まれ[2]、父親が弁護士という家庭で育つ。なお、兄も弁護士である。

巣鴨高校卒業[2]後、はり灸の専門学校に入学するが即退学。その後、日本大学経済学部に入学するがすぐ中退する[2]

その後、電話加入権を販売する企業を経て、1988年2月、株式会社光通信を創業した。当初は第二電電(現KDDI)の契約取次ぎの代理店として事業をスタートするが、事業の中心を携帯販売事業へ変更させ、急激に企業を成長させた。1996年、史上最年少の31歳で株式を店頭公開し、1999年、当時史上最年少の34歳で東京証券取引所第一部に上場を成し遂げ、光通信は一躍注目された。1999年には、米国経済誌『フォーブス』に250億ドル(約2兆6000億円)の個人資産を持つ世界第5位の富豪として紹介された。また、当時のITバブルを牽引し、1999年5月31日、株式会社ソフトバンクの社外取締役に就任する[3]。ところが、株価が最高値を更新した直後の2000年3月、月刊『文藝春秋』の報道によって、携帯キャリアから支払われるインセンティブを受け取るため、大量の携帯電話架空契約を行っていたという「寝かせ」が発覚[4]。2週間後の中間決算発表で従来予想の60億円黒字から130億円赤字に転落を発表し、最高値24万円だった株価は3,600円台(最高値の67分の1)に急落した((20営業日連続ストップ安))[4]

2000年以降は、事業再建に注力し、シャープの複写機販売・リースを中核とする事業転換を行い、2001年には私財100億円を投じた[5]。2003年に代表取締役会長兼CEOに就任、2004年には黒字化を実現し、事業再建を成功させた。2019年には、米国経済誌『フォーブス』に長者番付ランキングで世界第394位、国内第6位に順位を回復している[6]

略歴

  • 1965年 - 東京都に生まれる[2]
  • 1988年 - 株式会社光通信を設立[2]
  • 1996年 - 光通信を史上最年少の31歳で株式店頭公開。
  • 1999年 - 光通信を当時、史上最年少の34歳で東京証券取引所第一部に上場。株式会社ソフトバンク社外取締役に就任[3]
  • 2000年 - 携帯電話架空契約事件が発覚、東証第一部で「20営業日連続ストップ安」を記録。株式会社ソフトバンク社外取締役を辞任[7]
  • 2001年 - 光通信の事業再建のため、私財100億円を投じる[5]
  • 2003年 - 代表取締役会長兼CEOに就任。
  • 2019年 - 日本長者番付で第6位(フォーブス誌)[6]
  • 2023年 - 日本長者番付で第5位(フォーブス誌)[6]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d 株式会社光通信 変更報告書No.94(EDINET提出書類) E08052:重田 康光 S1002L47 2014年7月25日16:15
  2. ^ a b c d e f (田村賢司)「<挑む>重田康光氏(光通信社長)最年少で1000億円企業,熱く「冷徹」経営 実力主義やるならここまで 「冷徹」と「希望」の成長システム」Nikkei business 1997年4月28日号 64-66ページ
  3. ^ a b 株式会社ソフトバンク (1999年5月31日). “取締役及び監査役の選任について”. 2014年8月18日閲覧。
  4. ^ a b . 日刊ゲンダイ. (2013年12月6日). オリジナルの2014年11月29日時点におけるアーカイブ。. 2014年8月18日閲覧。 
  5. ^ a b nikkeiBPnet (2001年3月6日). “”. 2012年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月18日閲覧。
  6. ^ a b c “THE RICHEST PEOPLE IN THE WORLD”. Forbs (MEMORVA). https://www.forbes.com/billionaires/ 2023年5月11日閲覧。 
  7. ^ 株式会社ソフトバンク (2000年4月26日). “当社の社外取締役に関するお知らせ”. 2014年8月18日閲覧。

参考文献

関連項目

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