近藤 和彦(こんどう かずひこ、1947年8月[1] - )は、日本の歴史学者。東京大学名誉教授。専門は、イギリス近代の社会史・文化史・政治史。日英歴史家会議委員長。史学会理事長。
高校教科書『現代の世界史』『新世界史』『世界の歴史』を編集執筆。『クリオ』25号(2011年)に「ロング・インタビュー」が収録されている。『いまは昔』(2012年)に詳しい年譜と著作目録、小文のコレクションがある。
略歴
学歴
- 1966年3月 千葉県立千葉高等学校卒業
- 1971年6月 東京大学文学部卒業(西洋史学専修課程)
- 1974年7月 東京大学大学院人文科学研究科西洋史学専門課程博士課程中退
- 1980年 ケンブリッジ大学大学院留学
職歴
著書
単著
- 『民のモラル――ホーガースと18世紀イギリス』(山川出版社, 1993年; ちくま学芸文庫, 2014年)
- 『文明の表象 英国』(山川出版社, 1998年)
- 『いまは昔』(山川出版社, 2012年)
- 『イギリス史10講』(岩波新書, 2013年)
- 『近世ヨーロッパ』((世界史リブレット) 山川出版社, 2018年)
共著
編著
- 『西洋世界の歴史』(山川出版社, 1999年)
- 『主権国家と啓蒙』<『岩波講座 世界歴史』16巻>(岩波書店, 1999年)
- 『長い18世紀のイギリス――その政治社会』(山川出版社, 2002年)
- 『歴史的ヨーロッパの政治社会』(山川出版社, 2008年)
- 『イギリス史研究入門』(山川出版社, 2010年)
- 『ヨーロッパ史講義』(山川出版社, 2015年)
- 『礫岩のようなヨーロッパ』(山川出版社, 2016年)
共編著
- (草光俊雄、斎藤修、松村高夫)『英国をみる――歴史と社会』(リブロポート, 1991年)
- (福井憲彦)『歴史の重さ――ヨーロッパの政治文化を考える』(日本エディタースクール出版部, 1991年)
- (遅塚忠躬)『過ぎ去ろうとしない近代――ヨーロッパ再考』(山川出版社, 1993年)
- (伊藤毅)『江戸とロンドン』(山川出版社, 2007年)
- ((Miles Taylor)) British History 1600-2000: expansion in perspective (University of London, 2010)
翻訳
関連項目
外部リンク
- 東京大学文学部 西洋史学研究室:近藤 和彦
- 立正大学大学院:教員紹介
- 国立情報学研究所:近藤和彦
脚注
- ^ 『著作権台帳』