軌保 博光(のりやす ひろみつ、1968年2月2日 - )は、日本の映画監督・路上詩人、元お笑い芸人である。軌保白井博光の名義を使用していた時期もある。2002年以降はてんつくマンの名義で活動している。
軌保博光 | |
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本名 | 軌保博光 |
ニックネーム | 軌保白井博光、てんつくマン |
生年月日 | 1968年2月2日(55歳) |
出身地 | 日本 兵庫県姫路市 |
言語 | 日本語 |
方言 | 関西弁 |
最終学歴 | 滋賀県立湖南農業高等学校卒業 |
出身 | NSC大阪校6期 |
コンビ名 | GSX、TEAM-0(1988年 - 1993年) |
相方 | 山崎邦正(コンビ時代) |
芸風 | (ツッコミ) |
立ち位置 | 左 |
事務所 | 元吉本興業 |
活動時期 | 1988年 - |
同期 | 爆笑問題 さまぁ〜ず 島田珠代 山田花子 |
過去の代表番組 | ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!など |
他の活動 | 映画監督、詩人 |
配偶者 | 既婚 |
受賞歴 | |
第12回ABCお笑い新人グランプリ 最優秀新人賞(TEAM-0として) |
兵庫県姫路市出身[1]。滋賀県立湖南農業高等学校卒業。
人物
略歴
- 1987年、吉本総合芸能学院(大阪校)に入学する。同期の山崎邦正(現・月亭方正)と「GSX(ガスペケ)」を結成しデビューする。東京進出時に「TEAM-0」に改名。ダウンタウンの番組を中心にテレビに出演。1993年にコンビを解散。
- 1991年、映画製作に興味を持つ。
- 1994年、「やりたいことが見つかった」と吉本興業退社。映画製作の道に入る。
- 1995年、Vシネマ『OLの性3』で、脚本・監督として出発。役者としては1994年から1996年にかけて『新宿欲望探偵、縄師事件簿』(V)、『校内写生'96』など多くのVシネマ、映画に出演している。
- 1996年、ミュージシャン谷口宗一とともにTEAM-Bとして映画製作を行う他、1998年1か月連続毎日フルマラソン(42.195キロ)を完走[3]。また、路上詩人として「あなたを見てインスピレーションで言葉を書きます」という有料パフォーマンスを行い、『ブロードキャスター』などの報道ワイドショー番組で取り上げられる。ただ、この活動に関して明石家さんまは、爆笑問題のラジオにゲストとして出演した時に、「あいつ、“言葉”を最初から考えていて、「うかびました!」って言うてたんやろ」と言っている。
- 1999年、8月渋谷ロフトにおいて初個展。10月TBSラジオ『のりやすの吉祥寺楽観主義』、「週刊アスキー」連載始まる。
- 2000年、1月東京八重洲地下街での個展が八重洲地下街イベントの動員記録を達成。4月TBSラジオ『のりやすの答』開始。8月「ザウルス」にて「軌保の楽しんでなんぼ」の連載開始。
- 2001年、『光の雨 (映画)』(高橋伴明監督)で山本太郎演じる俳優が路上パフォーマンスで文字を書いているが、それは軌保の作品である。[4]
- 2002年、「てんつくマン」と改名、「天国を創るニューヒーロー!?」と名乗る。NGO「MAKE THE HEAVEN」を結成し、環境保護活動などを始める。
- 2003年、映画『107+1~天国はつくるもの~』を製作し、以後2年間で観客動員5万人を突破(2007年現在8万人)[3]。
- 2004年、地球温暖化防止を掲げ、飛行機をチャーターして中国で植林事業を行うNGO活動を発足。
- 2006年より、小豆島を舞台に次回作の映画『107+1~天国はつくるもの~part2 ちょっと天国つくっちゃいました編』の撮影を開始している。
- 2007年、地球温暖化防止を呼びかけた「豪快な号外」を発行し、配布するプロジェクトTEAM GOGO! 2007を主催する。
路上詩人「軌保 博光」時代
東京渋谷ハチ公口前広場を中心に全国で「貴方の目を見て詩を書きます」という、一般的には“即興スタイル”と呼ばれる書き方で路上詩人を行っていた。現在の全国的に広がった路上詩人ブームの先掛け的な存在である。そのためか、路上詩人の間では渋谷ハチ公前広場が聖地的な見方をされている。同時期の渋谷の詩人としては路上詩人バジョカ、路上詩人まさやなど。
ネットワークビジネス(連鎖販売取引)とのつながり
アムウェイや(ナチュラリー・プラス)などの愛用者であることをブログなどで公表しており、ネットワークビジネスを正当化する発言も行っている[5]。2006年にはナチュラリープラス(NP)会員だけの大規模集会で司会役をつとめた[6]。また、後述の豪快な号外においてNPのトップ・ディストリビュータ池松耕次がてんつくマンの活動にいち早く同意し、呼びかけ人の一人となっている。
「豪快な号外」配布活動
かねてより環境保護活動にも熱心で、2007年には「豪快な号外」というタイトルで、環境保護を訴える新聞形式の意見広告を配布。配布枚数は目標4900万部という規模で、支援者らが様々な場所で配布活動を行ったという[7]。
この「豪快な号外」は、その発行による環境負荷のみならず、本来は環境保護とは一線を画するキャンドルナイトと誤認する手法や、募金の集め方、収支決算の方法などでも批判を受けている。この件に関して軌保博光(てんつくマン)は、自分の気持ちを公式サイトのメッセージに掲載している[8]。
著書
単著
- 感動無き続く人生に興味なし(軌保博光)クラブサンクチュアリ、1999年12月、(ISBN 4921132844)
- 答(軌保博光)クラブサンクチュアリ、1999年12月、(ISBN 4921132836)
- 奇跡は路上に落ちている(軌保博光)角川書店、2000年05月、(ISBN 4048836242)
- 天国はつくるもの - 天使と戦士に贈る詩(てんつくマン)クラブサンクチュアリ、2004年05月、(ISBN 4861130182)
- あんたの神さま(てんつくマン)サンマーク出版、2009年3月
- やさしすぎる君へ(著・てんつく/イラスト・いしのももこ) サンクチュアリ出版、2009年8月、(ISBN 978-4861139352)
共著
- そばにいるから - クラブサンクチュアリ、マツオミホ(絵)のりやすひろみつ(言葉)2004年05月、(ISBN 4861130190)(ココロネットワークス2002年刊の再刊)
脚注
関連項目
外部リンク
- (公式サイト)