蹴上駅(けあげえき)は、京都府京都市東山区東小物座町にある、京都市営地下鉄東西線の駅。駅番号はT09。東山駅(京阪単独時代は東山三条駅)と違い、こちらは京阪京津線時代と同様の駅名。
歴史
京都市交通局の蹴上駅としては、京都市電蹴上線の蹴上駅[1]に次ぐ2代目の駅である。また、京阪京津線の蹴上駅は現在の地下鉄駅より交差点をはさんで西側にあった。
駅施設は第三セクターの京都高速鉄道株式会社が建設を担当した((京都市営地下鉄東西線#歴史)も参照)。
年表
駅構造
他の東西線の駅と同様、複線島式ホームで、(スクリーンドア)が設置されている。なお当駅の御陵方には片渡り線が存在し、2021年8月の御陵駅冠水時での太秦天神川〜当駅間での折り返し運転の際に使用された。
東西線の駅は駅ごとにステーションカラーが制定されており、当駅のステーションカラーは■菫色(すみれいろ)である。
地下4層にホームがある。地上への出口は2箇所。駅周辺は風致地区に設定されており、出入口はレンガ調のタイル仕上げになっている。
のりば
1番出入口
スクリーンドア
利用状況
1日平均乗車人員と1日平均乗降人員の推移は下記の通り[4][5]。
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2003年 | 4,117 | 8,315 |
2004年 | 4,372 | 8,844 |
2005年 | 4,383 | 9,050 |
2006年 | 4,272 | 8,815 |
2007年 | 4,324 | 8,970 |
2008年 | 4,470 | 9,387 |
2009年 | 4,322 | 9,015 |
2010年 | 4,319 | 8,998 |
2011年 | 4,270 | 8,894 |
2012年 | 4,411 | 9,191 |
2013年 | 4,549 | 9,474 |
2014年 | 4,752 | 9,895 |
2015年 | 5,221 | 10,871 |
2016年 | 5,144 | 10,713 |
2017年 | 5,685 | 11,839 |
2018年 | 5,677 | 11,819 |
2019年 | 5,325 | 11,095 |
2020年 | 3,139 | 6,457 |
駅周辺
京都盆地の東端、東山の山麓に位置する。北西方向は市街地であるが、南東方向には東海道(三条通。京都府道143号)が山を越えていくのみである。
当駅付近から東山駅付近にかけては多くの観光・文教施設などが立地しており、両駅から利用可能の施設も多い。
バス路線
京阪バスの路線が発着する。
隣の駅
脚注
- ^ 京都電気鉄道鴨東線の駅として1907年8月開業、1918年7月市営化、1945年2月休止、1965年7月廃止。
- ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 4号 京福電気鉄道・叡山電鉄・嵯峨野観光鉄道・京都市交通局、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年4月3日、22-23頁。
- ^ 京都市交通事業白書 令和2年度版 (PDF) - 52ページ
- ^ “京都市交通事業白書(事業概要)” 平成20年度版、平成25年度版、平成28年度版、平成29年度版、平成30年度版 (PDF) 令和元年度版 (PDF) 、令和2年度版 (PDF)
- ^ “地下鉄・市バスお客様1日80万人に向けた取組状況について” (PDF). 2019年6月17日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 京都市営地下鉄東西線蹴上駅 - 京都市交通局