赤上 優人（あかがみ ゆうと、1999年2月10日 - ）は、秋田県仙北市出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。埼玉西武ライオンズ所属。
経歴
プロ入り前
仙北市立桧木内小学校3年時に桧木内ベアーズで野球を始める[2]。桧木内中学校では軟式野球部に所属した[2]。
秋田県立角館高等学校では、1年時に高校が第96回全国高等学校野球選手権大会に初出場したが自身は未出場だった。2年から遊撃手のレギュラーを獲得し、3年夏は秋田県大会準優勝[3]。同期には、小木田敦也（TDK→オリックス）がいる。
東北公益文科大学では、当初は遊撃手であったが1年秋に投手に転向[3]。転向直後から頭角を現し、2年夏には球速が最速150km/hを記録した[4]。3年秋の南東北大学野球リーグ戦では4勝1敗、防御率1.11の成績を挙げ、最多勝とMVPを獲得した[3]。大学時代の通算成績は38試合（162回）登板、12勝7敗、210奪三振、防御率2.00[2]。
2020年10月26日に行われたドラフト会議では、埼玉西武ライオンズから育成ドラフト1位で指名を受け[5]、11月22日に支度金350万円、年俸400万円（推定）で仮契約を結んだ[6]。背番号は121。東北公益文科大学からは初のプロ野球選手となった[5]。
西武時代
2021年は、イースタン・リーグで中継ぎとして12試合に登板し、1勝2敗、防御率4.76を記録した[7]。
2022年は、5月26日に初めて先発として登板[8]。その後も好投を続け、7月28日までに18試合の登板で3勝1敗、防御率2.03を記録し、同日に支配下登録されることが発表された[9]。背番号は67。一軍での登板はなかった。12月6日、右肘の関節鏡視下遊離体切除術を受けたことが発表された[10]。
選手としての特徴
最速153km/hのストレートとスライダー、カーブを投げる[5]。一方、制球力には課題を残す[5]。
西武入団後にストレートの最速が155km/hにアップしている[11]。
詳細情報
背番号
- 121（2021年 - 2022年7月27日）
- 67（2022年7月28日 - ）
脚注
- ^ “西武 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2022年11月30日閲覧。
- ^ a b c “【西武】育成ドラ１赤上優人「コーチいなかった。いろんなことを聞いてみたい」投手転向３年最速１５３キロ右腕”. スポーツ報知 (2020年11月6日). 2021年8月9日閲覧。
- ^ a b c “最速１５３キロ右腕・赤上優人の目標「ドラ１で」東北公益文科大初のプロ入り！”. スポーツ報知 (2020年4月24日). 2021年8月9日閲覧。
- ^ 永田遼太郎 (2020年9月30日). “投手転向1年で150km到達、赤上優人のスカウト評は？ 成長を予感した指揮官の12年前の記憶”. Number Web. 2021年8月9日閲覧。
- ^ a b c d “西武、赤上優人投手を育成1位指名 東北公益文科大初のプロ野球選手誕生”. スポーツニッポン (2020年10月26日). 2021年8月9日閲覧。
- ^ “”. 秋田魁新報電子版 (2021年11月23日). 2020年11月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月9日閲覧。
- ^ “2021年度 埼玉西武ライオンズ 個人投手成績（イースタン・リーグ）”. 日本野球機構. 2022年7月28日閲覧。
- ^ “西武・赤上優人 先発転向で支配下を狙う23歳右腕／待たれる一軍デビュー”. 週刊ベースボール (2022年7月4日). 2022年7月28日閲覧。
- ^ “【西武】赤上優人と支配下契約 20年育成ドラ１右腕「やっとスタートラインに立つことできた」” (2022年7月28日). 2022年7月28日閲覧。
- ^ “【西武】赤上優人が右肘手術 全治３、４カ月の見込み ７月に育成から支配下登録 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年12月6日閲覧。
- ^ “最速155キロ！育成ドラ1赤上優人『力を1番発揮できる』リリーフで勝負【若獅子インタビューvol.7】”. 文化放送 (2021年5月31日). 2021年8月9日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 赤上優人 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 67 赤上 優人 選手名鑑 - 埼玉西武ライオンズオフィシャルサイト