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負けヒロインが多すぎる!

負けヒロインが多すぎる!』(まけヒロインがおおすぎる)は、雨森たきびによる日本ライトノベルガガガ文庫小学館)にて2021年7月から刊行されている。イラストは漫画作品『この美術部には問題がある!』の作者・いみぎむるが担当している[2]。略称は「マケイン[3]

負けヒロインが多すぎる!
ジャンル ラブコメ[1]
小説
著者 雨森たきび
イラスト いみぎむる
出版社 小学館
レーベル ガガガ文庫
刊行期間 2021年7月21日 -
巻数 既刊5巻(2023年3月現在)
漫画
原作・原案など 雨森たきび(原作)
いみぎむる(キャラクター原案)
作画 いたち
出版社 小学館
掲載サイト マンガワン裏サンデー
レーベル 裏少年サンデーコミックス
発表期間 2022年4月29日 -
巻数 既刊1巻(2022年10月現在)
(テンプレート) - (ノート)
プロジェクト ライトノベル漫画
ポータル (文学)・(漫画)

マンガワン』(小学館)にて、いたちによるコミカライズ版が2022年4月29日から連載中[1]。『裏サンデー』(同)でも同年5月6日より連載されている[4]

あらすじ

自称「背景キャラ」の主人公・温水和彦は、ある日偶然クラスの人気女子・八奈見杏菜が同級生で幼なじみの男子生徒に振られている現場を目撃してしまう。それ以降、和彦は杏菜を含めた複数の負けヒロインたちと関わっていくこととなる。

登場人物

温水和彦ぬくみず かずひこ
本作の主人公[5]で高校1年生の男子生徒[6]。友達はおらず、達観した性格をしている[5]。ライトノベル好きのオタクでもある[7]
本作の応募原稿時の時点では現状より少しなよなよした性格だったが、書籍化に伴い著者曰く「メンタルを安定させて筋の通った気の利かない性格」に変更されている[5]
八奈見杏菜やなみ あんな
本作の負けヒロインの一人[8]。和彦のクラスメイトの女子生徒であり、容姿が良いことからクラスでも人気がある[9]
著者は杏菜を「メインの負けヒロイン」に位置付けしており、読者が「フラれても仕方ないよね、ドンマイ」と感じるようなキャラクター性にしている[5]
焼塩檸檬やきしお れもん
本作の負けヒロインの一人[8]。和彦のクラスメイトの女子生徒かつ陸上部のエースであり、性格も明るく容姿も良いためクラスでも人気がある[10]
明るくて元気な女の子がヒロインレースに敗北した姿を描きたかったと著者は明言している[5]
小鞠知花こまり ちか
本作の負けヒロインの一人[8]。和彦の同級生かつ文芸部員であり、極度の人見知りから他人と会話をするのは苦手としている[11]
杏菜と檸檬が正統派に分類される美少女であったことから、少し特殊な性格の負けヒロインとして設定されている。著者は女版主人公と言えるかもしれないと述べている[5]
温水佳樹ぬくみず かじゅ
和彦の2つ下の妹[7]。容姿は良く、学校では生徒会にも所属している[7][注 1]。兄の和彦にとにかく構いたがる性格をしており、彼に友達が出来ないことをとても心配している[12]
ハーレムものではない本作において、主人公を好いてくれるキャラクターを登場させたかったと著者は明言している[5]

作風・制作背景

著者は元々様々なキャラクターが登場する作品を好んでおり、「負けヒロイン」をテーマにするにあたって様々なタイプの負けヒロインを登場させたいと考えた[5]。本作では3人の負けヒロインが登場するが、メタ要素が少なくないゆえにネタっぽくなることを懸念した著者はリアリティとのバランスを考えた結果、作中舞台を愛知県豊橋市という実際の地域に設定した[5]

本作のストーリーの主軸は恋愛ではない[5]。恋愛を主軸にすると負けヒロインは次第に蚊帳の外になり、負けヒロインたちの視点を中心に物語を描くことを考えていた著者にとっては都合の悪い設定となるためである[5]

タイトルをについては長らく決まらなかったが、担当編集者が用意した案の中に含まれていた現題に著者自身も「確かに多い」と笑ってしまい、これをタイトルに採用しようと決断した[5]

ヒロインたちは敗北することを前提に登場しているため、ヒロインがきちんと負ける展開にしつつも、読者が読んで辛くならないようにしなければならないと著者は考えた。そのために登場人物には悪意を持たせず、ヒロインレースに負けるという悲壮感も出来る限り薄めることを意識しているという[5]

評価

小学館ライトノベル大賞(第15回 / ガガガ部門)にてガガガ賞を受賞[13]。なお、受賞時のタイトルは『俺はひょっとして、最終話で負けヒロインの横にいるポッと出のモブキャラなのだろうか』であった[14]

ラノベニュースオンラインアワード2021年7月刊」では第1巻が「総合部門」「笑った部門」「新作総合部門」「新作部門」の4部門にそれぞれ選出された[13]

このライトノベルがすごい!2022』(宝島社)では総合新作部門11位を[15]、文庫部門18位をそれぞれ獲得している[16]

既刊一覧

小説

  • 雨森たきび(著) / いみぎむる(イラスト) 『負けヒロインが多すぎる!』 小学館〈ガガガ文庫〉、既刊5巻(2023年3月17日現在)
    1. 2021年7月26日初版第1刷発行(7月21日発売[17])、ISBN (978-4-09-453017-9)
    2. 2021年11月23日初版第1刷発行(11月18日発売[18])、ISBN (978-4-09-453041-4)
    3. 2022年4月24日初版第1刷発行(4月19日発売[19])、ISBN (978-4-09-453064-3)
    4. 2022年10月23日初版第1刷発行(10月18日発売[20])、ISBN (978-4-09-453094-0)
    5. 2023年3月22日初版第1刷発行(3月17日発売[21])、ISBN (978-4-09-453118-3)

漫画

  • いたち(漫画) / 雨森たきび(原作) / いみぎむる(キャラクター原案) 『負けヒロインが多すぎる!@comic』 小学館〈裏少年サンデーコミックス〉、既刊1巻(2022年10月12日現在)
    1. 2022年10月12日発売[22][23]ISBN (978-4-09-851336-9)

コラボレーション

本作のイラスト担当・いみぎむるによる漫画作品『この美術部には問題がある!』が累計発行部数が100万部を突破したことと連載が100回を迎えたことを記念して、『電撃マオウ』2021年10月号にて『この美術部には問題がある!』と本作のコラボクリアファイルが付属された[2]

2022年2月に発売された帯屋ミドリによる漫画作品『今日から始める幼なじみ』第2巻の書店特典で、本作とのコラボリーフレットが用意された[24]

2022年4月23日に愛知県豊橋市の総合動植物公園「のんほいパーク」にてコラボイベントが開催された[25]。本イベントは原作小説第3巻の刊行を記念したもので、作中舞台である豊橋市とのコラボレーションとなっており、のんほいパーク植物園の園内周遊型イベントとして行われた[25]

2023年3月18日から4月9日まで、JR東海とのコラボイベントとして、「負けヒロイン総選挙」を実施[26]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 兄の和彦からは「同じ血を引いてるのになぜここまで違うのか」と思われている[7]

出典

  1. ^ a b “『負けヒロインが多すぎる!』のコミカライズが決定 恋に破れたヒロインたちが織り成す異色の青春ラブコメ”. ラノベニュースオンライン. (2022年4月15日). https://ln-news.com/articles/113830 2022年4月16日閲覧。 
  2. ^ a b “「この美術部には問題がある!」14巻で100万部、連載も100回に到達でお祭り騒ぎ”. コミックナタリー. (2021年8月27日). https://natalie.mu/comic/news/442165 2022年3月21日閲覧。 
  3. ^ このラノ2023, p. 85.
  4. ^ “負けヒロインが多すぎる@comic”. 裏サンデー. 小学館. 2023年2月11日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m “独占インタビュー「ラノベの素」 雨森たきび先生『負けヒロインが多すぎる!』”. ラノベニュースオンライン. (2021年7月21日). https://ln-news.com/articles/111825 2021年11月29日閲覧。 
  6. ^ 小説/第1巻, p. 24.
  7. ^ a b c d 小説/第1巻, p. 55.
  8. ^ a b c このラノ2022, p. 45.
  9. ^ 小説/第1巻, p. 13.
  10. ^ 小説/第1巻, p. 25.
  11. ^ 小説/第1巻, pp. 43–44.
  12. ^ 小説/第1巻, pp. 56–57.
  13. ^ a b “ラノベニュースオンラインアワード2021年7月刊の投票アンケート結果を発表”. ラノベニュースオンライン. (2021年9月5日). https://ln-news.com/articles/112178 2021年11月28日閲覧。 
  14. ^ amamori_takibiの2021年7月18日のツイート、2021年11月28日閲覧。
  15. ^ このラノ2022, p. 79.
  16. ^ このラノ2022, p. 35.
  17. ^ “負けヒロインが多すぎる!”. 小学館. 2021年11月28日閲覧。
  18. ^ “負けヒロインが多すぎる! 2”. 小学館. 2021年11月28日閲覧。
  19. ^ “負けヒロインが多すぎる! 3”. 小学館. 2022年4月19日閲覧。
  20. ^ “負けヒロインが多すぎる! 4”. 小学館. 2022年10月18日閲覧。
  21. ^ “負けヒロインが多すぎる! 5”. 小学館. 2023年3月17日閲覧。
  22. ^ “負けヒロインが多すぎる!@comic 1”. 小学館. 2022年10月12日閲覧。
  23. ^ “選ばれなかった“負けヒロイン”たちと繰り広げる青春ラブコメ、マンガ版1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年10月12日). https://natalie.mu/comic/news/497260 2022年10月12日閲覧。 
  24. ^ “「今日から始める幼なじみ」2巻に「負けヒロインが多すぎる」とのコラボリーフレット”. コミックナタリー. (2022年2月9日). https://natalie.mu/comic/news/465080 2022年3月21日閲覧。 
  25. ^ a b “『負けヒロインが多すぎる!』×豊橋総合動植物公園「のんほいパーク」のコラボイベントが開催決定”. ラノベニュースオンライン. (2021年4月21日). https://ln-news.com/articles/113893 2022年5月6日閲覧。 
  26. ^ “「負けヒロインが多すぎる!×推し旅」キャンペーンの実施”. JR東海. (2023年3月10日). https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000042608.pdf 

参考文献

小説

ガイドブック

  • このライトノベルがすごい!』編集部『このライトノベルがすごい!2022』宝島社、2021年12月9日。ISBN (978-4-299-02264-6)。 
  • 『このライトノベルがすごい!』編集部『このライトノベルがすごい!2023』宝島社、2022年12月10日。ISBN (978-4-299-03647-6)。 

外部リンク

  • 負けヒロインが多すぎる! (@makeine0317) - Twitter
  • 負けヒロインが多すぎる@comic|裏サンデー
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