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豊田市女子高生殺害事件(とよたしじょしこうせいさつがいじけん)は、2008年5月2日に愛知県豊田市生駒町切戸地内で女子高校生が殺害された強盗殺人事件。愛知県警による正式な呼称は豊田市生駒町地内における女子高校生強盗殺人事件。
事件発生
現場の状況
被害者の制服は泥で汚れ激しく争った跡があり下着は持ち去られていた。仰向けの遺体の首には黒いビニールテープ(工事で使われる伸縮性のあるテープで幅3.8センチメートル)が七重(右巻き)に巻かれていた[4]。口には白いタオルを押し込まれ[5]、目と鼻を殴られた痕跡があった[3]。現場には倒れた自転車、脱げた靴と携帯電話[4]が落ちていた。通学用カバンと財布はなかった。携帯電話は泥水が浸水したためか壊れていた。足跡は被害者以外は一種類しか発見されなかった。
遺体発見から約30分後の6時ごろ、このカバンは現場から15キロ離れた岡崎市稲熊町地内の小呂川の土手で散歩中の主婦により発見された。中には教科書・腕時計・電子辞書などが入っていたが、青のジャージが失われていた[6]。カバンの外側は泥で汚れていたという。
司法解剖
死因は司法解剖の結果、窒息死と判明した。犯行時刻は午後7時ころから午後8時とみられる。口をふさがれて殴られ、鼻血が泡状になって気道をふさいだため窒息した可能性があるとされた[6]。被害者は乱暴された形跡はなかった。犯人の体液も検出されていない。
事件後
- 愛知県警捜査一課と豊田警察署は、豊田署に特別捜査本部を設置し捜査を始めた。
- 特別捜査本部には事件のあった5月に357件の情報が寄せられた。
- 6月3日、警察は持ち去られたジャージと同種のものの写真を公表した。その月の情報は164件が寄せられた。
- 8月4日、特別捜査本部は現場付近の交差点で、情報提供を呼び掛けるビラを配布した。
- 情報提供は9月には18件、10月には11件と減少していった。
- 12月10日、警察庁の公的懸賞金制度を適用して有力情報には300万円(上限)の捜査特別報奨金が支払われることとなった。
- 2009年5月1日、豊田署特別捜査本部は1日、事件現場とカバン発見現場付近でチラシを配り、情報提供を呼び掛けた。また現場から犯人のものとみられるDNAの一部が検出されていたこと、犯人のものとみられる手袋痕が制服のブレザーのほか、着衣から複数見つかったことが捜査関係者の話で分かった。
- 事件発生から1年間で700件以上の情報が特別捜査本部に寄せられたが、2019年現在でも未だ被疑者の割り出しには至っていない。
- 事件後、この場所に石碑が建てられたが、2018年、石碑を含めた周辺一体にヤマト運輸中部ゲートウェイセンターが建てられた。当初、石碑の場所は敷地内に含まれる事になった為、ヤマト運輸は石碑を撤去すると発表していたが、後に撤回し、現在は石碑を避ける様に中部ゲートウェイセンターが建てられている。
脚注
- ^ “”. FNNプライムオンライン (2021年5月23日). 2021年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月1日閲覧。
- ^ “”. NHKニュース. 日本放送協会 (2022年5月2日). 2022年5月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月1日閲覧。
- ^ a b “”. 中日新聞社. 2008年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月1日閲覧。
- ^ a b “”. 読売新聞社 (2008年5月4日). 2008年5月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月1日閲覧。
- ^ “”. 中日新聞社. 2008年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月1日閲覧。
- ^ a b “”. 中日新聞社 (2008年5月5日). 2008年5月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月1日閲覧。
外部リンク
- 愛知県警察/豊田市生駒町地内における女子高校生強盗殺人事件