角ヶ仙(つのがせん)は、岡山県北部の美作地方、津山市と苫田郡鏡野町の境に位置しており、中国百名山にも指定されている標高1,152.7メートルの独立峰の山である[1][2][3]。山頂には(三等三角点)(点名:角ヶ仙)が設置されている。火山性の山である。
概略
(湯原奥津県立自然公園)内にあるこの山は周囲を(泉山)や(花知ヶ仙)、(三十人ヶ仙)などの中国山地の山々に囲まれている[1][2]。山の北側に関して言えば、広葉樹が生い茂り眺めはよろしくないものの、ほかは素晴らしい眺望が望むことができる山頂からは、西方の遥か遠くに大山までも眺めることもできる[1][2]。山麓の越畑集落では集落を見守っているシンボル的な山として、一般的には鏡野町を代表する山として、人気のある山であるとして知られている[1][2]。なお、角ヶ仙という山の名前については、左右に裾野を広げた円錐型の山容が、牛の角を思わせるから、その名がついたとする口伝の説もあるものの、詳細はわかってはいない[1][2]。