この(存命人物の記事)には、がまったくありません。(2019年3月) |
西脇 美智子(にしわき みちこ、1957年11月21日 - )は、ボディビルダー、女優、スタントウーマン。本名は同じ。千葉県船橋市出身。身長158cm、B89、W58、H89、血液型B型。1980年頃からボディビル界の百恵ちゃんとして一世を
来歴・人物
ボディビルダー
- 千葉市内にある県立高校では体操部に所属。
- 高校卒業後、大手都市銀行に一般事務職として就職したが、運動を止めたこともあり肥満に悩んでいた。
- ボディビルダーだった兄の西脇清明から「ボディビルをやれば痩せるよ」の一言がきっかけでボディビルディングの門を叩いた。
- 過酷なトレーニングの末に、1980年から“ミス健康美”で優勝・準優勝・優勝と実績を残す。
- 当時は女性ボディビル人口が少なく珍しい存在であったことと、その風貌から『ボディビル界の百恵ちゃん』と注目され数多くのマスコミに登場した。
芸能界へ
- 1983年にヌード写真集 『口紅と弾丸』を発売した頃に事務所と契約し正式にタレントへ転向する。
- 筋肉トレーニングの傍ら、バラエティやドラマなどにも多数出演し、4月から9月まで『森田一義アワー 笑っていいとも!』に出演し、高田純次司会の「ジュンちゃんのエアロびっくり珍体操」にて審査員[1]を担当するようになった。
- 1986年に出演したテレビドラマ『時空戦士スピルバン』では、スパイ軍団リーダー・リッキーとして、エロティックなコスチュームに身を包むスタイルを披露している。
ポルノ映画に出演するまでの経緯
- 芸能界転向後は、それまでのお客さん扱いとは違い、肉体を
揶揄 ()するような記事や「寝たくないオンナ」ベストテンに入るなど、女性として悩んでいた時期が続いた。聴取者には見えないラジオ番組にも水着で出演させられるなど、際物扱いに閉口していた。 - 以前より日活からポルノ映画出演の打診を受けていたが脚本の過激さから出演を2度ほど断っている。しかし女性としての部分を見てもらいたいと意を決し、1987年、脚本見直しを条件に『お嬢さん探偵 ときめき連発!』に主演し、起死回生を狙い映画はヒット作となった。
- 『ボディビル界の百恵ちゃん・西脇美智子 ポルノ出演記者会見』を開き撮影も終了していたが、『時空戦士スピルバン』に出演することになったのでポルノの公開が延期されていた。『時空戦士スピルバン』を不自然な形で降板したのは、にっかつの経営が行き詰まっており、ポルノの公開をそれ以上延ばせなかったためである。撮影は28歳の時で公開時は29歳になっていた。
- ポルノ宣伝のために嘗て準レギュラーだった『笑っていいとも!テレフォンショッキング』に呼ばれた時にタモリから「何でポルノに出たの?」と聞かれ、お昼の番組でポルノに出演した経緯を語っていた。
- 雑誌アンケート「乳首が黒い女優」で見事にトップテン入りした。
- 香港で成功してから週刊誌の『あの人は今』の企画で取材を受け「当時の所属事務所から “何でもやって見るもんだ“ と言われポルノに出演したが今は物凄く後悔している…」と答えている。なお本人の現在の略歴からポルノ出演は抹消されている。
香港映画に進出
- 1985年に、ジャッキー・チェン主演の香港映画『香港発活劇エクスプレス 大福星』に出演した。鋼のように鍛えられた肉体美をレオタードで包み、サモ・ハン・キンポーと格闘する場面もあったが、ワンパンチで倒されるのではなく2,3の攻防を提案したものの却下されている。
- 『大福星』出演後にポルノ映画『お嬢さん探偵 ときめき連発!』に主演したが宣伝を兼ねた週刊誌の取材に「意を決して出演したポルノがコケてしまったら、日本に居られなくなってしまう…」と答えていたが、作品はヒットしたものの日活がコケてしまい、本当に日本から脱出し香港を主戦場にする。
- 1988年頃から『大福星』出演の縁で活躍の場を求め香港へ渡り実績を積んでいたが「香港では30歳を過ぎるとヌードのオファーしか来ない…」。シャワーシーンでも乳首に大きな絆創膏を貼り付けていたが『(香港・東京特捜刑事)』では大胆なベッドシーンを披露し香港で唯一乳首を公開した映画である。
- 香港では前張り文化がなく、男優が局部を隠しておらずタオルで被せて撮影した。
- 1989年に『ゴッド・ギャンブラー』では着物を着た女ツボ振り師の役でチョウ・ユンファと競演している。
ハリウッド映画
- その後渡米し、いくつかのオーディションを受けるが最終選考まで残っても英語力で苦杯をなめることが多かった。
- アメリカのボディビル写真家である(Bill Dobbins)の撮影による、Tバックでのポージングが、宣伝のため雑誌に掲載されたりしている。
- 『チャーリーズ・エンジェル』(2000年)では、ルーシー・リューの代役でスタントをこなし、ハリウッドで最優秀スタント賞を受賞した。
ボディビル大会・成績
出演
映画
- 香港発活劇エクスプレス 大福星 (1985年)
- お嬢さん探偵 ときめき連発! (1987年、にっかつ)
- (香港・東京特捜刑事) (1988年)
- ゴッド・ギャンブラー (1989年)
- (リーサル・パンサー2) (日本未公開)(1990年)
- 新・霊幻道士 風水捜査篇 (1990年)
- リーサル・ウェポン4 (1998年) - ノンクレジット
- ブレイド (1998年) - スタント出演
- マン・オン・ザ・ムーン (1999年) - ノンクレジット
- チャーリーズ・エンジェル (2000年) - スタント出演
- ラッシュアワー2 (2001年) - スタント出演
- スコーピオン・キング (2002年) - スタント出演
- キル・ビル Vol.1 (2003年) - スタント出演
- キル・ビル Vol.2 (2004年) - スタント出演
- コラテラル (2004年) - スタント出演
- SAYURI (2005年) - スタント出演
- ミッション:インポッシブル3 (2006年) - スタント出演
- バイオハザードIII (2007年) - スタント出演
- アフロ忍者 (2009年)
- エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス (2022年)
など
テレビドラマ
- 俺はご先祖さま (1982年、日本テレビ)
- (意地悪ばあさん) 第43話「もうゆるせませんの巻」(1982年、フジテレビ)
- (秘) 必殺現代版 主水の子孫が京都に現われた 仕事人vs暴走族 (1982年12月31日、朝日放送) - トレーナー
- 新春ワイド時代劇 寛永御前試合 二度と見られぬ世紀のタイトルマッチ(1983年、テレビ朝日)
- (ライオン劇場) / 思春期の女たち(1984年、フジテレビ)
- (暴れん坊将軍II) 第151話「あゝ、嫁入り志願三人娘!」(1986年、テレビ朝日 / 東映) - 桃江
- 時空戦士スピルバン (1986年、テレビ朝日 / 東映) - リッキ
- 妻たちの初体験 (1986年、フジテレビ)
- オレの息子は元気印 (1987年、日本テレビ)- 戸崎不二子
- 消えた死体 (1987年、フジテレビ)
- 土曜サスペンス・モンロー殺人事件 (1988年、フジテレビ)
- (LA大捜査線 マーシャル・ロー) (1998年 - 2000年、アメリカCBS) - スタント出演
など
バラエティ
- 森田一義アワー 笑っていいとも! (フジテレビ 1983年4月 - 9月) ※隔週で水曜日に出演
ビデオ・DVD
- 西脇美智子のファミリー・ボディビル ※VHS・絶版
- お嬢さん探偵 ときめき連発! (1987年、にっかつ) - 松田美紗緒 ※VHS/DVD・絶版
- 時空戦士スピルバン (1986年、テレビ朝日、東映) - リッキー
CM
など
著書・写真集
脚注
外部リンク
- 西脇美智子 - allcinema
- 西脇美智子 - KINENOTE
- Michiko Nishiwaki - IMDb(英語)
- 西脇美智子 - テレビドラマデータベース
- Hong Kong Cinemagic(英語)