『裏メンズ5』(うらメンズファイヴ)は、1991年(平成3年)5月25日に発売された日本のアルバムである。MEN'S 5のファーストアルバムである。
概要・略歴
1989年(平成元年)に結成したMEN'S 5のファーストアルバムである。メンバーのうち、今田太郎こと岡田陽助、淡谷三治こと佐藤公彦は、前年1988年(昭和63年)に近田春夫が結成した近田春夫&ビブラストーン(のちのビブラストーン)のメンバーであった[1]。楽曲は当初メンバーがデモテープとして利用することを目的に収録したものであったが、1989年にビブラストーンがファーストアルバム『Vibra is Back』をリリースしたSFC音楽出版(現ウルトラ・ヴァイヴ)のレーベル「ソリッドレコード」[1]から、本アルバムもリリースされた[2]。両盤とも、プロデューサー(高護)とディレクター、マスタリングエンジニアとが同一である[1][2]。
「特別付録」とされた「トベトベツチノコ」には、「ツチノコガール」として、(キャット三木)がフィーチャーされている[2]。三木は、のちにポニーキャニオンからリリースされたMEN'S 5のデビューシングル「(サンディー (本名はヨシヲ))」(1991年12月4日発売)での淡谷とのデュエット等、初期のMEN'S 5に欠かすことのできないサポートメンバーである[3]。
本アルバムのアートディレクションとイラストレーションを担当したMIZUMORE EDO(水もれエド、現エドツワキ)は、ジャケットの裏面のイラストに、本盤のエグゼクティヴプロデューサーであり、SFC音楽出版の社長である高護の写真をフィーチャーしている[2]。また、本アルバムのディスク全面には、川勝正幸のMEN'S 5評が全面に刷りこまれている[4]。
同年中にMEN'S 5は、ビブラストーン同様[1]、ポニーキャニオンからメジャーデビューを果たすことになり、翌1992年(平成4年)リリースのセカンドアルバムでありメジャーデビューアルバム『(NAKED MEN -まる出し男-)』に、本アルバム『裏メンズ5』から、「AV GAL」「いい曲できるゾ!!」「うんこはきれい」の3曲が改めて収録され、また1997年(平成9年)の東芝EMI(現EMIミュージック・ジャパン)移籍後に「(才能の証明)」(1998年)がシングルリリースされたが、「真珠」は、「歌詞のやばさから」[5]ついにメジャーリリースはされなかった[3]。
クレジット
- ツチノコガール (キャット三木)
- プロデュース MEN'S 5
- エグゼクティヴプロデューサー MAMORU KO
- ディレクター MASATO TAKAHASHI / TSUTOMU OHTA
- レコーディングエンジニア YOSUKE OKADA
- マスタリングエンジニア TERUAKI IGARASHI
- アートディレクション / イラストレーション MIZUMORE EDO
- プログラミング MASAMI NISHIJIMA / YOSUKE OKADA
- ストリングスアレンジ HARUNOBU OKUBO
- スペシャル・サンクス・トゥ 沖山さん / プロドラマーさるさん
- レコーディング 畑の中の首STUDIO
- ミキシング STUDIO MIX[2]
収録曲
- オナニー'90
- AV GAL
- 作詞淡谷三治、作曲淡谷 n' 次郎、編曲MEN'S 5
- いっちゃいけない
- 作詞淡谷三治、作曲淡谷 n' 次郎、編曲MEN'S 5
- いい曲できるゾ!!
- 作詞淡谷三治、作曲淡谷 n' 次郎、編曲MEN'S 5
- 〜極道シリーズ第2弾〜 真珠
- 作詞淡谷三治、作曲淡谷 n' 次郎、編曲MEN'S 5
- インポ天使BLUES
- 作詞・作曲陣次郎、編曲MEN'S 5
- 君の眼をプッチュン!
- 作詞・作曲わらす、編曲MEN'S 5
- (才能の証明)
- 作詞淡谷三治、作曲淡谷 n' 次郎 + 太郎、編曲MEN'S 5
- あゝ無情 〜Say! No Fitch!!〜
- 作詞・作曲淡谷 n' 次郎、編曲MEN'S 5
- うんこはきれい
- 作詞淡谷三治、作曲淡谷 n' 次郎、編曲MEN'S 5
- 〜特別付録〜 とべとべツチノコ
- 作詞作曲(ノンクレジット)、編曲MEN'S 5
関連事項
註
外部リンク
- MEN'S 5 - (Yahoo! ミュージック)((ウェイバックマシン))
- 裏メンズ5 - ウルトラ・ヴァイヴ公式サイト