菊池 真琴(きくち まこと、1986年11月17日 - )は、日本の女子プロボクサー、元剣道家である。大分県竹田市出身[1]。国東町立富来中学校、熊本県立阿蘇高等学校[2]、東海大学卒業[3]。石川ボクシングジム立川所属。第8代OPBF女子東洋太平洋バンタム級王者。
来歴
幼少期から剣道に打ち込み、中学時代から国東町立富来中学校に単身越境、剣道の名門である隣県熊本の阿蘇高校に進み活躍、東海大学に進学。全日本学生にて2年時二位、3年時に三位等の実績を残す。
大学卒業後も剣道を続けつつ警察官、人力車の車夫、刑務官、リラクゼーション、映像編集、林業、水道屋など仕事を転々とした[2]。
アマチュア時代
29歳の時、ボクシングに転向[4]。
2018年、全日本女子ボクシング選手権ウェルター級優勝[4]。
2019年、東京オリンピック強化指定選手に選出され、アジア選手権にも出場[4]。
東京オリンピックへの関門となるこの年の全日本選手権で決勝まで進むが、鬼頭茉衣に敗れてオリンピックへの道は閉ざされた[4][5]。
プロ時代
2020年、プロ転向を表明し、山木ボクシングジム所属としてB級プロテスト合格[4]。
2021年8月11日、大阪府立体育会館・第二競技場にてプロデビュー戦として赤林檎(真正)と対戦したが、0-3判定で敗れる[6]。
2022年3月28日、後楽園ホールにて椙元愛(一力)と対戦し、5回TKOでプロ初勝利[INS 1]。
初タイトル獲得
2022年6月22日、後楽園ホールにて2階級下である日本女子フライ級2位の佐山万里菜(ワタナベ)とのOPBF女子東洋太平洋バンタム級王座決定戦に挑み、3-0(77-75×2、78-74)判定で制し、プロ3戦目でタイトル獲得となった[7]。
移籍
2023年1月8日、石川ボクシングジム立川への移籍を発表[TW 1]。
2023年6月4日、アリーナ立川立飛にて移籍初戦として藤原茜(ワタナベ)とのOPBF女子東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦に出場し、東洋太平洋2階級制覇に挑む予定[8]。
人物
- レズビアンであることをカミングアウトしている[2]。
戦績
- 3戦 3勝 1KO 1敗
獲得タイトル
- アマチュア
- 第17回全日本女子選手権ウェルター級優勝
- プロ
脚注
出典記事
- ^ “世界王者目指し闘志 プロボクシング、女子バンタム級・竹田市出身の菊池真琴”. 大分合同新聞. (2021年6月1日)2022年4月2日閲覧。
- ^ a b c “元日本一女子ボクサーの菊池真琴さんがレズビアンであることをカミングアウト”. PRIDE JAPAN. (2021年6月19日)2022年4月2日閲覧。
- ^ “菊池真琴”. ボクシングチケット. 2022年4月2日閲覧。
- ^ a b c d e “34歳女子プロボクサー。強化の為の国内遠征を応援してください!”. READYFOR. 2022年4月2日閲覧。
- ^ “五輪5階級優勝者にベルト授与 全日本女子選手権 河野沙捺は和田まどかとのライバル対決制す”. BOXING NEWS. (2019年10月21日)2022年4月2日閲覧。
- ^ “成田佑美がOPBF女子L・フライ級新王者に 老舗和菓子店若旦那と入籍1ヶ月”. BOXING NEWS. (2021年8月11日)2022年4月2日閲覧。
- ^ “元剣道家の菊池真琴がプロ3戦目で東洋太平洋女子バンタム級王座獲得 号泣「根性見せられた」”. スポニチアネックス. (2022年6月22日)2022年6月23日閲覧。
- ^ “菊池真琴”. デイドリーム合同会社. 2023年4月7日閲覧。