荏原 哲夫(えばら てつお 1924年 - 1956年2月18日)は、日本のヤクザ。(会津屋連合会)会津家(小高一家)・(小高龍湖)組長の実子分。北海道札幌市雁来町(現札幌市東区)出身。通称は雁来のバラ。
来歴
荏原の歌
藤田五郎(小説家)の「北海道やくざ者」(『大侠客』青樹社に収録)には荏原の歌について記述がある。
荏原哲夫は、まったく不思議な男だった。道を歩くときも、人を斬るときも、怪我をして医者の手当てを受けるときも、たえず言葉になっていない歌を唄っていた。口笛を吹くこともある。音痴で、音色も低かったが、不思議と哀感があった。この歌のどこが気に入ったのか、彼は死ぬまで、一つ覚えのその歌を唄い続けていた。
註
荏原哲夫関連の書籍
荏原哲夫関連の映画・オリジナルビデオ
- 『実録・北海道やくざ戦争 逆縁』(2001年、オールインエンタテインメント)、荏原哲夫をモデルとした一匹狼の愚連隊・三原鉄次が登場。三原役は宅麻伸
- 『(北海道水滸伝 484ブルース 伝説の雁木のバラ)』(2004年、GPミュージアム)、主人公・荏原哲夫役は、白竜