若林ひとみ(わかばやし ひとみ、1953年9月5日 - 2005年11月25日[1])は、日本のドイツ語翻訳家、ドイツ文化研究家。
人物・来歴
宮城県出身。宮城県第一女子高等学校卒、1977年東京外国語大学ドイツ語科卒。74‐75年、80‐81年ドイツ留学、(ビ-レフェルト大学)・ミュンヘン大学で学ぶ。。外資系銀行、出版社勤務の後、フリーランスで通訳、翻訳、ライター等の仕事に従事。ドイツ留学中の1974年、本場ドイツのクリスマスを初めて体験。85年からはほぼ毎年ヨーロッパに出かけ、各国のクリスマスゆかりの地を取材、アンティークのクリスマスグッズの収集も行う[2]。ガンのため52歳で死去。
著書
翻訳
- ヘルマン・フィンケ編著『ゾフィー21歳 ヒトラーに抗した白いバラ』草風館, 1982.10 「白バラが紅く散るとき ヒトラーに抗したゾフィー21歳」講談社文庫)
- ウルズラ・フックス『ちいさなみどりのきょうりゅうくん』アイガ・ラッシュ 画. さ・え・ら書房, 1983.3
- イリーナ・コルシュノウ『マクシィぼうやのいえで』倉橋達治 絵. 金の星社, 1984.10
- ウルズラ・レーマンーグゴルツ『どろぼうダダダ』ケティ・ベントーツァウク え. さ・え・ら書房, 1984.10
- W.ハラント作, C.O.ディモウ絵『おじいちゃんだいすき』あかね書房, 1984.12
- ウテ・クラウゼ 作・絵, アーヒム・ブレーガー 文『サンタクロースがすねちゃった』(佑学社), 1986.11
- パウラ&リヒャルト・デーメル『フィッツェブッツェ』エルンスト・クライドルフ え. ほるぷ出版, 1986.12
- マリー・マルクス 絵と文『みどりの森はだれのもの』さ・え・ら書房, 1986.4
- U.シェフラー 文, U.ヴェンセル 絵『あめの日のおさんぽ』文化出版局, 1986.6
- 『おおかみと七ひきの子やぎ 完訳グリムどうわ』(偕成社世界のどうわ) アン・ロンビー 絵 1987.1
- 『ブレーメンのおんがくたい 完訳グリムどうわ』(偕成社世界のどうわ) F.ローソン 絵 1987.1
- (エルビン・モーザー)『ちびぞうビンチッヒ』ほるぷ出版, 1987.11
- 『ビンチッヒたびにでる』1988.12
- 『ビンチッヒとおともだち』1988
- 『ビンチッヒのあたらしいたび』1989
- ヨハンナ・シュピーリ『アルプスの少女ハイジ』田村セツコ絵. ポプラ社, 1987.12
- クリスティーネ・ネストリンガー『みんなの幽霊ローザ』岩波書店, 1987.6
- ネストリンガー『きゅうりの王さまやっつけろ』(岩波少年文庫) 1987.7
- エルビン・モーザー『マヌエルとディディのおはなし』冬・夏・春・秋 (かいがのえほん) (大日本絵画), 1988.11
- ヨー・ペスツム『屋根の上の海賊』ながしまよういち 画. あかね書房, 1988.12
- ステファン=ボルフ『名画を追え』(こちらB組探偵団) 偕成社,Kノベルス. 1988.12
- クラスメート誘拐 (こちらB組探偵団 3)1989
- 放火魔のくる夜 (こちらB組探偵団 10) 1990
- ヴィリー・フェアマン『灰色やしきのネズミたち』山内ふじ江 絵. 国土社, 1988.2
- ラフィク・シャミ『片手いっぱいの星』岩波書店, 1988.7
- アヒム=ブレーガー『おかあさんへ 母の日おめでとう』浜田桂子 絵. 講談社, 1989.4
- ケティ・ベント絵, エベリン・ハスラー 文『じめんのしたのなかまたち』富山房, 1990.10
- カーリン・ギュンディッシュ『チョコレートとバナナの国で』中村悦子 絵. さ・え・ら書房, 1990.4
- ジーモン&デージ・ルーゲ『ぼうしネコとゆかいな仲間』岩波書店, 1991.4 のち岩波少年文庫
- 『ぼうしネコのたのしい家』1991.6 のち岩波少年文庫
- ケティ・ベント絵, エベリーン・ハスラー 文『よるの森のひみつ スイス南部の昔話より』富山房, 1993.11
- ベノ・プルードラ『海賊の心臓』ユダ・バウアー 画. 大日本図書, 1995.1
- マイロン・リーボイ『ナオミの秘密』(岩波少年文庫 1995.6
- アルカディオ・ロバト『しろくまオントサンタクロースにあいにいく』フレーベル館, 1998.10
- アルカディオ・ロバト『ほしのこのひみつ』フレーベル館, 1998.5
- ジョン・キラカ『チンパンジーとさかなどろぼう タンザニアのおはなし』(大型絵本) 岩波書店, 2004.6
外部リンク
- 若林ひとみ