聖マリア学院短期大学

聖マリア学院短期大学（せいまりあがくいんたんきだいがく、英語: St. Mary's Junior College^[1]）は、かつて日本に存在した私立短期大学。福岡県久留米市に本部を置き、学校法人聖マリア学院によって運営されていた。

聖マリア学院短期大学
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大学設置	1986年
創立	1973年
廃止	2009年
学校種別	私立
設置者	学校法人聖マリア学院
本部所在地	福岡県久留米市津福本町422
学部	看護学科
研究科	地域看護学専攻助産学専攻
ウェブサイト
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聖マリア学院大学の設置に伴い、2006年度より学生募集を停止し、2009年（平成21年）8月26日をもって廃止となった^[2]。

概要

大学全体

1986年に設置された日本の私立短期大学。看護学科と専攻科2専攻からなっていた。

建学の精神（校訓・理念・学是）

建学の精神は「カトリックの愛の精神に基づく教育研究を行って、豊かな人間性と深い教養を具え、医療あるいは福祉の分野で必要な徳性と専門的な知識並びに技術を習得した篤実有能な人材を育成する」であった^[3]。

教育および研究

看護教育に特化した教育が行われており、系列の聖マリア病院で臨床実習が取り入れられていた^[3]。

学風および特色

1952年（昭和27年）に創設された医療法人雪の聖母会が母体となっているが、その根源は1915年（大正4年）創業の井手内科医院である。創業当時、その院長であった井手内蔵はカトリック信者であったことから、彼の宗教思想が受継がれてきている^[3]。国際交流を盛んに行っていたことでも名高い^[3]。

沿革

1973年（昭和48年）- 医療法人雪の聖母会によって、聖マリア高等看護学院として開校。
1976年（昭和51年）6月 - 聖マリア看護専門学校に改組。
1982年（昭和57年）11月 - 設置母体を学校法人聖マリア学院に変更。
1986年（昭和61年）- 聖マリア学院短期大学へ改組。看護学科を置く。
1989年（平成元年）- 専攻科を設置。
2006年（平成21年）- 学生募集を停止、聖マリア学院大学へ合体。
2009年（平成21年）8月26日 - 廃止^[2]。

基礎データ

象徴

カレッジマークは、イエス・キリストの十字架をイメージしたものとなっていた^[3]。

年度別学生数

該当年度の5月1日時点でのデータ。

年度	入学定員	総定員	学生数	男	女	出典
1986年	100	100	110	1	10	^[4]
1987年	100	200	218	1	217	^[5]
1988年	100	300	325	3	322	^[6]
1989年	100	300	326	3	323	^[7]
1990年	100	300	335	4	331	^[8]
1991年	100	300	347	2	345	^[9]
1992年	100	300	344	1	343	^[10]^[11]
1993年	100	300	348	2	346	^[12]
1994年	100	300	359	3	356	^[13]
1995年	100	300	360	5	355	^[14]
1996年	100	300	356	6	350	^[15]
1997年	100	300	369	9	360	^[16]
1998年	100	300	369	8	361	^[17]
1999年	100	300	363	14	349	^[18]

教育および研究

組織

学科

看護学科

専攻科

地域看護学専攻
助産学専攻

取得資格について

受験資格

看護師：看護学科
保健師：専攻科地域看護学専攻
助産師：助産学専攻
養護教諭二種免許状：専攻科地域看護学専攻（保健師の資格を取得した後で、申請により可能）

研究

『聖マリア学院短期大学紀要』が短大創立から発刊されていた^[3]。

学生生活

部活動・クラブ活動・サークル活動

聖マリア学院短期大学で活動していたクラブ活動
- 体育会系：バレーボール・テニス・バスケットボール・ボウリング・スケートほか^[3]
- 文化系：茶道・華道・絵画・映画・コーラス・手話・音楽・ボランティアほか^[3]

学園祭

聖マリア学院短期大学の学園祭は「学院祭」と呼ばれていた^[3]。

大学関係者と組織

大学関係者組織

短期大学が創立される前の1975年に同窓会組織が発足している^[3]。

大学関係者一覧

歴代学長

中川洋

社会との関わり

国際医療協力に貢献していた。これまで、エジプト・パキスタン・ホンジュラス・中華人民共和国・ケニア・インドネシアなどに派遣している^[3]。

卒業後の進路について

看護学科および専攻科卒業生は、系列の聖マリア病院や聖母の家などの医療･福祉系の専門職に携わる人が大半^[3]。

看護学科卒業生は、聖マリア学院短期大学専攻科へ進学していた^[3]。

参考文献

『全国学校総覧』
『短期大学一覧』
『教員養成課程認定大学・短期大学等総覧』（全国高等学校長協会編。第一法規出版）
『全国短期大学高等専門学校一覧』（文部省高等教育局技術教育課監修）
『短期大学教育』第49号（日本私立短期大学協会発行：1992年）
『短大蛍雪』（全国短大&専修･各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社）
『全国短期大学受験要覧』（廣潤社）
『全国短期大学案内』（教学社）
『全国短期大学受験案内』（晶文社）
『全国短期大学案内』（梧桐書院）
『短大蛍雪』（2000年 5月臨時増刊。旺文社）
『聖マリア学院短期大学』：入学案内小冊子

脚注

[脚注の使い方]

^ CiNiiより
^ ^a ^b 平成23年度『全国短期大学高等専門学校一覧』293頁より。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m 『信望愛聖マリア学院短期大学聖マリア学院医療福祉専門学校』（2000年度発行）より。
^ 昭和62年度版『全国学校総覧』71頁
^ 昭和63年度版『全国学校総覧』72頁
^ 昭和64年度版『全国学校総覧』77頁
^ 1990年度版『全国学校総覧』79頁
^ 1991年度版『全国学校総覧』79頁
^ 1992年度版『全国学校総覧』82頁
^ 1993年度版『全国学校総覧』84頁
^ 『短大蛍雪』（全国短大＆専修・各種学校受験年鑑シリーズ、1992年 9月臨時増刊号）433頁には「男1、女343（うち1年生男1、女119）」と表記されている。
^ 1994年度版『全国学校総覧』86頁
^ 1995年度版『全国学校総覧』88頁
^ 1996年度版『全国学校総覧』90頁
^ 1997年度版『全国学校総覧』91頁
^ 1998年度版『全国学校総覧』93頁
^ 1999年度版『全国学校総覧』81頁
^ 2000年度版『全国学校総覧』85頁

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