緒方 汐音(おがた しおね、1988年10月3日 - )は、日本の女子プロボクサー。大阪府泉南市出身。大阪国際大学人間科学部スポーツ行動学科卒業[1]。ハラダボクシングジムでプロデビュー後、ワイルドビートボクシングスポーツジム、寝屋川石田ボクシングクラブを経て、現在は(KWORLD3ボクシングジム)所属[2]。第2代WBO女子アジア太平洋ライトフライ級王者。第6代OPBF女子東洋太平洋ライトフライ級王者。
来歴
日ノ本学園高等学校でサッカー選手として活躍後、大阪国際大学では同女子サッカー部のインカレ初出場に貢献するが、怪我などの影響でフットサルに転向後、元プロボクサーの指導者と出会い、アマチュアのジムでボクシングを始める[1]。
卒業後の2011年11月、プロテスト合格。
2012年4月13日、大阪府立体育会館第二競技場にて玉森麻保(エディタウンゼント)戦でプロデビューも判定負け。
9月16日、浜本瑠美子(ワイルドビート)戦でプロ3戦目で初勝利。
しかし、その後は3連敗を喫し、2014年6月20日、8戦目で2勝目。6連勝をマーク。
2017年3月13日、初の後楽園ホールで矢吹純(協栄)と対戦も判定負けで連勝ストップ[3]。
9月30日、KBSホールにて東洋太平洋ミニフライ級王者で後のIBF女子世界アトム級王者花形冴美と対戦、判定を制して現役チャンピオンから金星を挙げる[4]。
2018年2月11日、 フィリピン・マニラにてフロイピック・モンテロとのWBA女子アジアライトフライ級王座決定戦に挑み3-0の判定で勝利し敵地で初タイトル獲得[5]。
9月2日、寝屋川市立市民会館にて塙英理加(UNITED)とのWBO女子アジア太平洋ライトフライ級王座決定戦に挑み3-0の判定で勝利し2冠目獲得[6]。
2019年4月14日、チャリマエ・サルバドール( フィリピン)とのOPBF女子東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦に挑み、5回2分57秒で勝利し東洋太平洋王座獲得[7]。
2021年4月4日、堺市産業振興センターイベントホールにて天海ツナミが持つWBO女子世界ライトフライ級王座に挑戦するも、2回にダウン奪われるなど0-3(89-100×3)の判定負けで王座獲得に失敗した[8]。
11月27日、大阪・176BOXにて元OPBF東洋太平洋女子ミニマム級王者葉月さなと対戦[9]。2-0判定で勝利し再起を果たした[10]。
戦績
- プロ:12勝 3KO 8敗 1分
獲得タイトル
脚注
- ^ a b 大阪国際大学人間科学部スポーツ行動学科Facebook
- ^ “ジム所属変更”. 一般財団法人日本ボクシングコミッション. 2022年8月1日閲覧。
- ^ “藤岡奈穂子が4階級制覇、ミジャンに10回TKO勝ち”. Boxing News. (2017年3月13日)2019年3月21日閲覧。
- ^ “小澤瑶生が再起戦勝利、緒方汐音は花形冴美を下す”. Boxing News. (2017年10月1日)2019年3月21日閲覧。
- ^ “緒方汐音がマニラでWBA女子アジア王座獲得”. Boxing News. (2018年2月12日)2019年3月21日閲覧。
- ^ “緒方汐音がWBO女子AP・L・フライ級王者に”. Boxing News. (2018年9月3日)2019年3月21日閲覧。
- ^ “レジェンド池山直vs黒木優子 元王者対決はドロー 小澤瑶生が日本女子フライ級王者に”. Boxing News(ボクシング・ニュース). (2019年4月15日)2019年4月16日閲覧。
- ^ “天海ツナミが大差判定でV3 WBO女子世界L・フライ級戦”. Boxing News. (2021年4月5日)2021年4月8日閲覧。
- ^ 3150 FIGHT SURVIVALvol.3 ボクシングモバイル 2022年10月18日閲覧
- ^ “日本ヘビー級王者の但馬ミツロ 速攻43秒KO初防衛 中島玲は日本タイトル挑戦権獲得”. BOXING NEWS. (2022年11月28日)