緑川 ゆき(みどりかわ ゆき、1976年5月23日[1] - )は、日本の漫画家。女性。熊本県出身・在住。血液型はB型[1]。2023年1月現在、『月刊LaLa』に「夏目友人帳」を連載中。
来歴
中学生の頃から漫画家を目指し始める。1998年に、投稿した「花泥棒」が第74回LMS(ララまんが家スカウト)コースベストルーキー賞を受賞し、『LaLa DX』(白泉社)1998年5月号に掲載される。同年、「珈琲ひらり」が第18回LMG(ララまんがグランプリ)フレッシュデビュー賞を受賞し、『LaLa DX』11月号に掲載されデビューする。初の連載作品「あかく咲く声」で、第25回白泉社アテナ新人大賞デビュー優秀者賞を受賞。以後、同誌や『LaLa』(白泉社)に作品を発表。
2005年から連載した「夏目友人帳」は、単行本5巻までで累計発行部数80万部[2]、単行本11巻までで累計発行部数500万部を突破し[3]、2008年7月から9月、2009年1月から3月、2011年7月から9月、2012年1月から3月、2016年10月から12月、2017年4月から6月にかけてテレビアニメ化された。
ペンネーム「緑川」は、熊本の川の名前に由来する。小説家の(緑川七央)は実の姉である。また、作品のキャラクターの名字は熊本の地名から多く取られている(『あかく咲く声』の辛島→熊本市辛島町、坂本→坂本パーキングエリアなど)[4]。
2013年8月9日から同年8月21日、夏目友人帳の原画を展示する「夏目友人帳原画展〜緑川ゆきの世界〜」を開催する。展示する原画枚数が150点以上と他の作品も一部展示される。
作品リスト
- あかく咲く声(1998年 - 2000年、『LaLa』・『LaLa DX』、ともに白泉社、全3巻)
- 夏にはため息をつく(2000年、『LaLa』9月号) - 『夏目友人帳』7巻に収録
- 花追い人(2001年、『LaLa』) - 全3回連載、単行本未収録
- アツイヒビ(2001年、『LaLa DX』) - 同名の短編集も刊行
- 蛍火の杜へ(2002年、『LaLa DX』) - 同名の短編集も刊行、2011年映画化
- 緋色の椅子(2002年 - 2004年、『LaLa DX』、全3巻)
- まなびやの隅(2004年、『LaLa』10月号) - 『夏目友人帳』6巻に収録
- 夏目友人帳[5](2003年・2005年 - 、『LaLa DX』・『LaLa』、既刊29巻)
- 啼かない鳥の帰る樹は(2020年、『LaLa』6月号)
関連人物
脚注
外部リンク
- - 白泉社によるページ。
- 緑川ゆき (@midorikawa_yk) - Twitter
- 夏目友人帳 | 白泉社