網野駅(あみのえき)は、京都府京丹後市網野町にある、WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)宮津線の駅である。駅番号はT20。「宮豊線」の愛称区間に含まれている。京都府最北端の駅である。
網野駅 | |
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駅舎(2016年11月) | |
あみの Amino | |
◄T19 峰山 (7.2 km) (5.6 km) 夕日ヶ浦木津温泉 T21► | |
所在地 | 京都府京丹後市網野町下岡119-2 |
駅番号 | T20 |
所属事業者 | WILLER TRAINS(京都丹後鉄道) |
所属路線 | ■宮津線(宮豊線)* |
キロ程 | 55.5 km(西舞鶴起点) |
電報略号 | アミ←アミノ |
駅構造 | 地上駅 |
(ホーム) | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- | 186人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1926年(昭和元年)12月25日[1] |
備考 | (簡易委託駅)[要出典] * 1990年に西日本旅客鉄道から移管、2015年に北近畿タンゴ鉄道から移管。 |
2014年に京丹後市の「駅の愛称選定委員会」で公募を経て決定した愛称は「静御前と乙姫の里駅」[2]。
歴史
- 1926年(昭和元年)12月25日:国有鉄道が峰山駅から当駅まで開業した時に、その終着として設置[1]。
- 1927年(昭和2年)3月7日:北丹後地震により駅構内で列車が転覆。乗客は降車後で負傷者は無し[3]。
- 1931年(昭和6年)5月25日:国有鉄道が丹後木津駅(現在の夕日ヶ浦木津温泉駅)まで延伸。途中駅となる[1]。
- 1980年(昭和55年)7月1日:貨物の取り扱いを廃止[4]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[1][4]。
- 1990年(平成2年)4月1日:北近畿タンゴ鉄道への宮津線移管により、同鉄道の駅となる[1]。
- 2015年(平成27年)4月1日:WILLER TRAINSへの移管により、京都丹後鉄道宮豊線の駅となる。
駅構造
単式・島式の複合型2面3線のホームを持ち、列車交換が可能な地上駅である。駅舎は、海に浮かぶヨットがモチーフであり[1]、単式の3番のりば側にある。島式の1・2番のりばへは跨線橋で連絡している。
丹鉄線内に15駅ある有人駅の一つであるが、出改札業務は京丹後市に委託されており、早朝と夜間は無人となる。自動券売機設置。
窓口では硬券の入場券・乗車券(丹鉄線内・JR線直通)・自由席特急券(京都からの乗継割引含む)を購入することが可能。窓口に常備されていないきっぷ類は補充券を発行する。
かつては待合室にキヨスクが設置されていたが2011年4月29日をもって閉店し、売店施設とも撤去された。2013年10月1日に「京丹後市観光情報センター」が開設された。同時に京丹後市観光協会(現・京丹後市観光公社)事務局も丹後地域地場産業振興センター(アミティ丹後)から駅舎内に移転した(後に再び丹後地域地場産業振興センター(アミティ丹後)内に移転)。
のりば
上記の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で記載している。
- 備考
- かつては駅舎側のホーム(上りホーム)が1番のりばと扱われていたが、運転取扱上は、1番のりばが「3番線」、2番のりばが「2番線」、3番のりばが「1番線」となっていた。WILLER TRAINSへの移管以降に運転取扱上の番線番号に合わせてのりば番号を振り直したため、のりば番号も駅舎側から3・2・1番の順となった。
- 3番のりばが上り本線、2番のりばが下り本線である。上下副本線である1番のりばは主に西舞鶴・福知山方面からの折り返しに使用され、特急たんごリレー号および快速列車などが使用する。なお、1日3本設定されている当駅止まりの普通列車のうち朝の1本は後続となる特急列車と接続を取り、列車番号を変更したうえで引き続き豊岡まで運転されるため、2番のりばを使用する。
- 当駅は第2回近畿の駅百選に選定された駅である。
利用状況
海水浴場が多いこともあって、夏場の賑わいが際立つ。冬場もカニを食べに来る人で賑わう。ここを通るすべての特急が停車する。
1日の平均乗車人員は以下の通りである。
- 301人(1999年度)
- 318人(2000年度)
- 307人(2001年度)
- 414人(2002年度)
- 386人(2003年度)
- 408人(2004年度)
- 381人(2005年度)
- 357人(2006年度)
- 290人(2007年度)
- 259人(2008年度)
- 256人(2009年度)
- 288人(2010年度)
- 258人(2011年度)
- 269人(2012年度)
- 271人(2013年度)
- 244人(2014年度)
- 260人(2015年度)
- 216人(2016年度)
- 211人(2017年度)
- 200人(2018年度)
- 186人(2019年度)
駅周辺
網野の中心市街地とは離れており、北へ1キロ程度行く必要がある。
- 京丹後市網野庁舎
- 琴引浜(丹海バス琴引浜下車)
- 琴引浜鳴き砂文化館(丹海バス琴引浜下車)
- 道の駅丹後王国「食のみやこ」
- 浅茂川温泉静の里(丹海バス日吉橋下車)
- 京都銀行網野支店
- (公財)丹後地域地場産業センター「アミティ丹後」
- 京都府立網野高等学校
- 国道178号
- 郷村断層
- (最北子午線塔)
- ジュンテンドー網野店
- コメリハードアンドグリーン網野店
- ゴダイドラッグ網野店
バス路線
タクシー
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 14号 神戸電鉄・能勢電鉄・北条鉄道・北近畿タンゴ鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年6月19日、21,27-28頁。
- ^ “京丹後市内の北近畿タンゴ鉄道「7駅の愛称」決定について”. 京丹後市 (2014年6月20日). 2015年11月30日閲覧。
- ^ 『福知山鉄道管理局史』P663
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、323頁。ISBN (978-4-533-02980-6)。
- ^ 広報きょうたんごおしらせ版 平成25年12月25日発行 4ページ
関連項目
外部リンク
- 網野駅 - 京都丹後鉄道