笠原町(かさはらちょう)は、岐阜県多治見市の町名、およびかつて岐阜県土岐郡に存在した町。郵便番号は507-0901[3]。面積は13.45 km2[1]。
地理
多治見市の南東部に位置する。北西に多治見市滝呂町・同市市之倉町、東に岐阜県土岐市、南に愛知県瀬戸市とそれぞれ隣接する。北東部一帯は台地状で、工場や住宅地が多い。町の中心部では笠原川が北西に流れ、その沿岸に水田や住宅地などが集中する。
- 山:深山
- 河川:笠原川
人口
2018年(平成30年)9月30日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
歴史
かさはらちょう 笠原町 | |
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廃止日 | 2006年1月23日 |
廃止理由 | 編入合併 笠原町 (2)→多治見市 |
現在の自治体 | 多治見市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 中部地方、東海地方 |
都道府県 | 岐阜県 |
郡 | 土岐郡 |
市町村コード | 21541-4 |
面積 | 13.46 km2 (境界未定部分あり) |
総人口 | 11,000人 (推計人口、2006年1月1日) |
隣接自治体 | 多治見市、土岐市、愛知県瀬戸市 |
町の木 | いちょう |
町の花 | ツツジ |
笠原町役場 | |
所在地 | 〒507-8650 岐阜県土岐郡笠原町2082番地の5 |
外部リンク | (Internet Archive) |
座標 | 北緯35度17分56.8秒 東経137度9分34.4秒 / 北緯35.299111度 東経137.159556度 |
特記事項 |
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ウィキプロジェクト |
沿革
ここでは、1951年に廃止した笠原町を笠原町 (1)、2006年に廃止した笠原町を笠原町 (2) とする。
- 1889年(明治22年)7月1日 - 町村制施行により土岐郡笠原村 (1) が成立。
- 1923年(大正12年)10月10日 - 町制施行により笠原町 (1) となる。
- 1951年(昭和26年)4月1日 - 笠原町 (1) が多治見市に編入する。
- 1952年(昭和27年)4月1日 - 旧笠原町 (1) のうち、滝呂地区を除く区域が多治見市から分立、笠原村 (2) として成立する。
- 1952年(昭和27年)8月1日 - 町制施行により笠原町 (2) となる。
- 2006年(平成18年)1月23日 - 笠原町 (2) が多治見市に編入され、旧笠原町 (2) 域は多治見市笠原町となる。
産業
窯業の町として知られ、美濃焼、モザイクタイルの生産で有名である。大正から昭和にかけて窯業関係の産業が主体で、機械化により、陶磁器の輸出が盛んであった。昭和初期に窯業関係の工場は企業整備された。第二次世界大戦中、工場では休業状態であったが、その後1950年代に入るとモザイクタイルの生産が発達し、町内でタイル工場が過半数を占めるに至った。現在でも、旧笠原町地区のみでモザイクタイルの生産量は日本一である。
施設
- 多治見市役所笠原地区事務所
- 岐阜県警察多治見警察署笠原交番
- 多治見市消防本部笠原消防署
- 多治見市笠原体育館
- 多治見市笠原中央公民館
- 多治見市図書館笠原分館
- 多治見市立笠原中学校
- 多治見市立笠原小学校
- 笠原郵便局
- 多治見市モザイクタイルミュージアム
多治見市役所笠原庁舎
交通
1927年(昭和2年)、東濃鉄道笠原線が多治見駅と笠原駅間で開通した。1978年(昭和53年)、笠原線は廃線となった。
道路
一般国道では、東海環状自動車道(国道475号)が町内の南東部を通っているが、インターチェンジ等はない。
路線バス
名所・旧跡・観光スポット
出身有名人
脚注
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 21 岐阜県』角川書店、1980年
外部リンク
- 多治見市 笠原振興事務所