稲葉 春生(いなば しゅんせい、1890年6月5日 - 1976年1月29日)は、日本画家。岡山県出身。本名は「稲葉 国市」[1]。
人物
岡山県下道郡新本村(現・総社市)にて[1]、稲葉参三郎の長男として裕福な家庭に生まれる[2]。岡山県立矢掛中学校を卒業し、その後は東京美術学校に進学することを目指したが、両親に反対されたため、岡山師範学校へ通う(1910年に卒業)[3]。(総社市立新本小学校)の教師になったのち、1925年に京都に出て、竹内栖鳳の門に入った[2](竹内栖鳳・土田麦僊に師事)[4]。
1931年、第12回帝展に出品した「花葵」で初入選[1]。その後は文部省美術展覧会や日本美術院春季展などに入選した[2]。1944年、戦争(第二次世界大戦)のため京都から故郷である岡山に戻り[3]、戦後は岡山市岩井にアトリエをかまえる[2][5]。1951年に「日本画研究会青岡会」を結成[1][3]。岡山大学教育学部講師(美術)も務めた[3]。1961年には学生および一般を対象にした「青丘会」を立ち上げた[2][3]。1972年、勲五等瑞宝章を受章[3]。
受賞
- 岡山県文化賞
- 岡山県文化功労賞 [1]
その他
出典
外部リンク
- 総社市出身の日本画家 稲葉春生 - 倉敷ケーブルテレビ