歴史
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。南東側から1番線ホーム、2番線ホームの順に並び、1番線ホームの赤坂方の端に接して駅舎が設けられている。2番線ホームへは踏切側からスロープを上がったところに設置された扉を自分で開閉するか、跨線橋が利用できる。なお富士急行線の駅の中で跨線橋が設けられているのは当駅のみである。
ホームは他の駅と違い3両分の長さしかないので、4両編成の列車においては前側3両から乗降、最後尾1両はドアカットとなる。
以前は(直営駅)であったが1978年(昭和53年)から(業務委託駅)となっている。駅舎内部には簡易Suica改札機、待合所と出札口が設けられているが、窓口業務は休止中のため、自動券売機が設置されている。なお、自動券売機は22時55分ごろに自動で電源が落ちるようになっている。土曜日と日曜日には地元の農家の作った野菜などを駅舎内部で販売することがある。
のりば
駅舎側の1番線を主本線とした一線スルーとなっており、行違いがない場合は基本的に両方向とも1番線ホームに発着する。2番線は対向列車(不定期列車を含む)との行違いを行う上り列車が入線する。
利用状況
2018年度(平成30年度)の1日平均乗降人員は475人である[3]。
1日乗降人員推移 [4] | |
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年度 | 1日平均人数 |
2011年 | 735 |
2012年 | 770 |
2013年 | 727 |
2014年 | 648 |
2015年 | 532 |
2016年 | 548 |
2017年 | 561 |
2018年 | 475 |
駅周辺
駅名は建設当初の所在地であった南都留郡禾生村に由来する。禾生村の名は1875年(明治8年)に同村が成立した際、禾(稲)がよく産出されたことから付けられたものである[5]。
毎年この駅から海上保安庁羽田特殊救難基地の新人隊が羽田特殊救難基地までの100kmの道のりを歩いている。
駅の北東方向に約1 kmのところを(リニア山梨実験線)(中央新幹線)が通り、富士急行線とは田野倉駅との間で立体交差している。駅のすぐ北に中央自動車道が線路と並行して走っている。
バス路線
駅から約100メートル離れた国道139号沿いに富士急バス「禾生駅前」バス停があり以下の各方面の路線が発着する[7][6]。
その他
- テレビ東京系列の番組である日曜ビッグバラエティ(2008年9月14日放送)で、当駅住み込みの駅員の業務や人となりが紹介されたことがあった[9]。
隣の駅
脚注
- ^ (PDF)(プレスリリース)富士急行、2014年12月19日。 オリジナルの2017年10月27日時点におけるアーカイブ2020年11月8日閲覧。 。
- ^ (PDF)(プレスリリース)富士急行、2021年4月28日。 オリジナルの2021年4月29日時点におけるアーカイブ2021年4月29日閲覧。 。
- ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2021年3月9日閲覧
- ^ 甲斐古文書研究会編 『各駅停車全国歴史散歩/山梨県』 河出書房新社、1983年2月28日初版発行、p.137
- ^ a b “平成28年11月1日(火)より、道の駅つる線運行開始”. 富士急バス. 2020年1月13日閲覧。
- ^ “市内循環バス及び路線バス時刻表”. 都留市. 2020年1月13日閲覧。
- ^ “予約型乗合タクシー時刻表”. 都留市. 2020年1月13日閲覧。
- ^ "ふるさと列車で行く!涙と笑いのニッポン駅物語". 日曜ビッグバラエティ. 14 September 2008. テレビ東京。
関連項目
外部リンク
- 富士山麓電気鉄道 禾生駅