歴史
この駅は昭和15年8月、国鉄紀勢西線の新宮駅から紀伊木本駅(現在の熊野市駅)の開通により国鉄紀勢西線の駅として開業した[1]。その後当駅は昭和34年、今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったのを受け国鉄紀勢本線の駅となり、さらに国鉄の分割民営化を経て現在に至っている[1]。
年表
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅である。互いのホームは跨線橋で連絡している。ホームに附された番号は駅舎側からそれぞれ1番線、2番線となっている。2面のホームは互い違いになっていて1番線が有井方に、2番線が紀伊市木方にそれぞれずれている。駅舎は1番線の紀伊市木方の端に接してあり1番線ホームのさらに紀伊市木寄りのつまり駅舎の脇に当たる場所には側線がある。開業当初からの駅舎が残る。民家風の入母屋造でよく凝ったつくりとなっている。
熊野市駅管理の無人駅で駅員はいないが、駅舎の中には出札口および小荷物台がシャッターの閉じられた状態で今も残っている。
のりば
ホーム(交換時・上り列車から撮影)
利用状況
「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[4]。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 96 |
1999年 | 92 |
2000年 | 92 |
2001年 | 87 |
2002年 | 80 |
2003年 | 79 |
2004年 | 71 |
2005年 | 68 |
2006年 | 68 |
2007年 | 70 |
2008年 | 71 |
2009年 | 67 |
2010年 | 77 |
2011年 | 70 |
2012年 | 68 |
2013年 | 67 |
2014年 | 61 |
2015年 | 62 |
2016年 | 68 |
2017年 | 72 |
2018年 | 79 |
2019年 | 84 |
駅周辺
熊野市駅から新宮駅にかけての海岸沿いには大小たくさんの集落が点在しているが、当駅もその中のひとつに存在している。駅周辺は湿地帯となっていて、駅の2番線側に位置する壺の池をはじめとして池や沼がたくさんある。志原川の河口も近く、尾鷲方面へ行く紀勢本線の列車は当駅を出るとこの河口にかかる志原鉄橋をわたることとなる。なお当駅は国道42号沿いにあるが国道42号からは少しだけ内陸に入ったところにあるため、国道42号から細い道が分岐して当駅の前に至り、そのまままた国道42号に合流するという形となっている。
隣の駅
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
- 国土地理院地図閲覧サービス - 神志山駅周辺の1/25000地形図
- 神志山駅周辺地図(マピオン)